考えてみれば
教室を始める前、家庭教師や塾講師などをしていたことがありますが、その頃は時々「習ってないからわかりません」とか「公式を忘れたので解けません」というようなことをいう子ども達がいました。
そして、その頃の自分は、その言葉にそこまで強い違和感を感じることもなかったように思いますが(私自身が公式を覚えて解くという勉強をしていたぐらいですから…)、教室を始めて以降、公式を覚えなさいということがほぼなくなり、覚えるようにいうのは用語や記号・符号など、誰かが決めたのでおぼえるしかないものぐらい。(あとは使用頻度が高く、覚えておく方が便利というようなものは覚えておく方がいいよとはいいますが。)
その昔、教室では公式を教えることもなく、普通に問題を解いていた子が、学校で速さの学習をしてしばらく経った頃、公式を忘れたから解けないといったことがありました。
久々に聞くその言葉に驚きつつ、「ほんまに解けへん?」と尋ねると、問題を見直してからひと言「あ、解けるわ」と言ったことも忘れられません。
覚えろと言われたものを忘れたら、もうできないと思ってしまうということがあるんだなと、まだ教室を始めて数年ぐらいの頃だったかと思いますが、新鮮な気づきをもらいました。
子どもに考えさせる前にただ公式などを覚えさせると、忘れたから解けない、習っていないから解けないという発言に繋がりがちです。そして、その勉強の仕方は、長い目で見るとあまり役に立ちません。
しっかり考え、覚えた方が便利そうだとか、覚えるのが苦にならないとかであれば、必要なものだけ覚える。そんな風に学んでいくことが大事なのではないかと思います。
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