子どもの反応
レッスンをしているとき、その子がしっかり考えているかどうかあやしいときなどに、例えばどちらも同じ大きさの図を指して「どっちが大きいか分かる?」と聞くと、自信がない子の多くは、同じ大きさなのにどちらかを答え、私の反応を見て、違っていそうだと思えばもう一方を答えるというようなことがあります。
ほかにも、たまたま答えが合っているだけという可能性がある場合などに、どう考えたのか尋ねることがあるのですが、しっかり考えていない子の多くは、その質問をされた途端、合っている答えを消してほかの答えに書き直したりします。
それらの反応はいずれも、これまでの子ども達の経験から起こっているものなわけですから、なかなかに悩ましいものがあります。
問題を解いて、先生なり親なりが何か尋ねてくるときは「答えが間違っているとき」という認識を持っている子が少なからずおり、「どちらが…」と問われる問題は必ずそのどちらか一方が答えになると思っている。
もちろん、後者(どちらが…)については、試験などの問題で出された場合、両方が答えになるということはほぼないので、間違ってはいないのですが、明らかに同じ大きさのものを前に、どちらが大きいか聞かれても、自信があれば「え?おんなじじゃないの?」というような反応をすることはできるはずです。(実際、よく考えている子達はほぼ引っかからないので。)
自分の頭でじっくり考える習慣がついておらず、大人の表情を読んで答えを変える癖がある子に対しては、表情に出さず、たとえ答えが合っていても、どう考えたのか説明してもらうというのは、癖から抜け出すためにも大切なことだと考えています。
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