日々の思い

なかなかしゃべれないという性格の子達は、レッスン中なども、質問していても、たとえその質問の内容が簡単なことであっても、言葉を発するということに対してのハードルがあるらしく、なかなか答えられなかったり、困っていそうだからと声掛けをしても、もじもじするだけだったりというようなことがあります。

困っていそうだから助けたいのに、何も言ってくれないので先に進まないというようなこともあるので、なんとももどかしいのですが、それも性格なので、本人がしゃべれるまで待つか、しゃべってくれることを求めず、表情などで判断するか、もっと自分に力をつけたいとも思います。

なかなか言葉を発してくれない子の一人が、今日の宿題のプリントの1枚に「あまりわかりません」と書いてきてくれていました。
解くのは解いてあって、でも、書き方が違うところや計算ミスをしているところがある状態でしたが、「あまりわかりません」と書いてくれていることで、本人はがんばって取り組んだけど、理解が不十分なんだなと判断でき、いい加減にやったのではと疑う必要もなく、心穏やかにレッスンをすることができました。

言葉に出せない子に対しては、「ここに書いてくれる？」などと促すこともありますが、今日のひとことは、その子がそんな風に書いてきてくれたのが初めてだったので、本当に嬉しく思いました。