見ていて安心する
人それぞれ性格や特性が違うので、例えば同じ親が同じように心を尽くし、色々考えて育てたとしても、子どもが2人いれば、同じように育つことはないのだと思います。
例えば、何らかの発達上の特性や困りごとをもって生まれてきた子であれば、親がどれだけ心を尽くしても、困りごとが全くなくなるということは難しいでしょうし、生まれつき飛び抜けた能力を持っている子などは、親が大して何もしなくても、たやすく何でもできるようになるということもあるのでしょう。
ですから、個人的に「親御さんの育て方がいいから」という表現は使いたくないのですが、今日レッスンだった子のひとりは、いい意味での子どもらしさも持ちつつ、それでいて落ち着いるところは落ち着いていて、丁寧で、文を読むことも嫌がらず、同じような問題なので量を減らしてもいいよといっても、大丈夫といってきっちり全部解いていく、なかなか素晴らしい子です。
落ち着いていて、ものを丁寧に扱うというのは、きっとおうちの方たちの影響もあるのだろうと思いますが、同じような問題を減らさなくていいというのは結構珍しいので、興味深いなと。
算数が好きで理解が早い子達の多くは、もうわかった問題はたくさんするのは面倒だから、減らしていいなら減らしたいとなりますし、苦手な子は1問1問に時間がかかるので、たくさんするのは負担が大きいため、こちらから減らすことが多いので、結構センスがあるのに量を減らそうとしないというのは、これまであまり出会った記憶がありません。
おまけに、減らさないだけでなく、1問1問、書く文字も丁寧で、かといって不必要に時間をかけるわけでもないという、見ていると安心するし、感心もします。
このまま、ぐんぐん進んでいってくれることを願うばかりです。
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