「あ!」
数学で困って、中3の4月から戻ってきてくれた子は、幸いにも考えることはある程度できるままのようでちょっと安心したのですが、これまでの2年間で取りこぼしてきたことを拾い上げつつ、新たに習うことも進めていかねばならないので、現実はかなりハード。
でも、本人はまだ受験学年の自覚もあまりなさそうで、宿題は持ってくるのを忘れたり、見る人のことを考えていない状態で持ってきたり…。
それでも、伝えねばならないことは何度でも繰り返し伝えるしかないし、覚えなくては仕方ないことと覚えなくても考えればいいことの区別も、本人ができないのであれば、教えてあげなくてはなりません。
そんな中、学校のテスト直しを自力でどこまでできるかしてきてもらったところ、覚えていなければどうにもならない箱ひげ図などの問題をほぼまるまる手つかずで持ってきていたので、箱ひげ図の味方、何を表しているかは覚えるしかないことだけど、覚えてる?と尋ねると、それはほぼ覚えていそうな反応が。それを覚えているんなら、考えられるんじゃないの?といった途端、「あ!」といって考え始めました。
ほんのひとつの例なので、何でも当てはまるということはありませんが、考えたらわかるんだと思えるかどうかは結構大事なのかもしれません。
そのためにも、覚えるしかないことは確実に覚えてもらわねばなりませんが。
まずは1,2学期のテストでどこまで点数を取ってくれるかが大事になってきますが、本人の自覚ややる気のエンジンが早くかかってくれることを願います。
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