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2025年3月22日 (土)

「最低限」の違い

小学生の頃、少し遠くから通ってくれていて、小学校卒業でお別れした子が、事情により中3を前に戻ってきてくれたのですが、これまでのテストを持ってきてくれて見せてもらったところ、合同の証明で、合同条件がきちんと書けていなかったり、四角形の性質の穴埋めで中点という言葉ではなく「真ん中」と書いていたりするのを見て、ちょっとそれはないわぁと思ったものの、私にとって、例えば合同を学習したら、合同条件の書き方を正しく覚えるというのは、一番最初に絶対しなくてはいけない最低限のことという理解だけど、この子にとっては違ったってことなんだろうなと思いました。

この子は塾に通っていたようですし、授業も受けていたのですから、それでも合同条件の言葉をきちんと覚えぬままテストを受けたのだとすれば、指導する側が、それを覚えるのは最低限のことで当然のことと思っていて、子どもはそう思っていなかったということなのかもしれません。
元々、覚えることがあまり得意な子ではないのですが、合同条件をきちんと覚えるのは最低限のことよという話をして、忘れてしまうのなら、どうすれば忘れないか、何度も書くとか、カードにして繰り返し見るとか、自分で考えなくちゃいけないんじゃない?とも伝えました。

自分にとって当たり前と思っていることも、意識して疑っていかなくてはいけないなと思います。

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