ハガキの値段
今日のあるレッスンで、国語の記述問題の中に、年始の挨拶をする場合の年賀状のいいところ3つとメールのいいところ3つを書くというものがあったのですが、今どきの子たちは年賀状を書いたことがないという子もいて、時代を感じました。
メールのほうがいい理由の中に、大人であれば確実に挙げるであろう、料金が安く済む(もしくはかからない)というものが挙がってこなかったので、試しに尋ねてみることにしました。
そのとき教室には入れ替わりのタイミングなどもあって、2年生、3年生、4年生の3人子どもがいたので、ハガキの料金を知っているか尋ねたところ、100円?500円?200円ぐらい?とそれぞればらばらに答えたものの、ハガキ1枚の料金で200円とか500円とか出てくる時点で、本当にハガキや手紙を送った経験がほとんどないんだろうなと思いました。
時代と共にハガキや手紙の多くはメールなどに置き換わっていますが、存在しているうちは、経験として知っておくほうがいいこともあるのではないかと思います。今日の子たちを見ていると、もしかしたら、切手というもの自体を知らない子どもも珍しくないのかもしれませんね。
世の中にはトランプで遊んだことがない子ども達が増えてきていて、トランプが4つのマーク、それぞれ13枚ずつあるということを知らない子もいるそうですね。これまで結構当たり前のように確率などの問題で取り上げられてきていたものなだけに、知らないと問題が解けないということも起こりえるわけです。
何をどれだけ経験させるかというのは難しいところもあると思いますし、いずれ消えていくであろうものはわざわざ知らなくてもという考えもあるかもしれませんが、日常生活の中に存在するものは知識としてでも知っておくといいのではないかなと思います。
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