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2024年11月 9日 (土)

悩ましい

これまでにも、ちょっとしたことですぐ泣く子は何人もいましたが、問題が難しく感じて泣く子達は大抵、幼児期もしくは1年生ぐらいまででその時期を過ぎ、その後は「え?泣いてたっけ?」ぐらいに記憶から消えてしまうことがほとんどでした。
子どもの頃にすぐ泣くような子ではなかったので、推測するしかないものの、難しそうと感じると(実際には難しくなくてもその子がどう感じるかなので、やればできる場合が多いのですが)不安になって泣いてしまうのかなと思っています。

しかし、2年生の2学期、秋も押し詰まってきたこの時期にもまだそこを抜け出してくれない子がいます。
今日などは、9人の子に5個ずつクッキーを配るにはクッキーが何個いるかを足し算の式で書いてもらったところ、なぜか5+5+5+5+5+5+5=35と書いたので、「9人よ?」と言っても、あ!という反応がなく、5が7回書いてあるけど、それで9人に配れるの?と尋ねても無反応。ほどなく泣き出しました。これ、どうしたらよかったんでしょうか…。
延々と泣いて、しばらくして、再度それで9人に配れるのか尋ねると、今度は配れるというので、だったら、どれが1人目?2人目は?と尋ね、5の上に1,2,3,とその子自身が書いていってようやく足りないことに気づきました。

泣きのポイントが本当に読めず、泣いているときに声をかけると、ほとんどの子が更に泣くので声をかけるのを躊躇い、様子見しているしかないジレンマ…。泣かれるのが嫌だからと何でも教えるのは絶対子どものためにならないので、これまでも、どの子に対しても辛いのをぐっとこらえて向き合ってきましたが、2年生の半ばまで泣いていた子の記憶はないんですよね…。
早く「時が来た」と感じられる日が来ますように。

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