いい時間
昨日お休みだった1年生さんが振替で今日来てくれました。
先週も送迎の都合でお休みだったのでレッスンするのは少し久しぶり。100までの数のたし算を始めたところだったので、抜けているかもと心配していましたが、結構頭に残っていたようで、むしろ今日は前回までよりスムーズに進んでいました。
間が空いたことで、むしろしっかり「消化」されたのかもと感じつつ、レッスンを進めていたところ、25+3、4+61のような、繰り上がりのない1桁+2桁の問題の計算式だけのプリントに移ったときに、あることが起きました。
2桁+1桁のときは初め少し考えた後、スムーズに答えを出していたのですが、1桁+2桁になった途端、1桁の数を2桁の十の位に足した答えを書きました。式の、2桁と1桁の順番が変わったのに、なんとなくで答えを書いたのは明らかでした。
この子に限らず、子ども達の多くは、大人が思うより色々な意味で「賢い」ので、パターンを見つけたら、考えることを省エネモードに切り替えて、パターンとして処理しようとすることがあるのです。
そこで、「ほんと?6個と21個なのに、そんな数になる?」と声をかけ、「まだ学校では全くしていないお勉強だから、早くしなくていいよ。しっかり考えてね。」と目の前に積み木を置く台だけを置きました。
すると、しばらくじっと考え込んだ後、正しい答えを書き、次の問題も、少し間があって正しい答えを書きました。
そのじっと考えている静かな時間は、子ども達にとってとても大切な時間なのだと思います。そして、そういうときの子ども達はいい表情をしているので、私にとってもいい時間なのです。
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