すごい世界
私は公立小中学校に通って、当たり前に高校、大学受験をしたので、中学受験をする子達の負担のすごさは大人になってから知りました。
この仕事をするようになってから、中学受験の算数の問題を見る機会も増え、これって公立の子達は中学校で習う内容なのでは?というものがたくさんあることに驚きましたし、こんなに先取りをしてしまった状態で、もし公立中学に進学することになった場合、3年間新たに勉強しなくてはいけないことは限られているなとも思いました。
そして、受験をした子達の中でも中高一貫の学校に進学したような子達は、学校でもまた驚くような先取りがされることも知りました。
今来てくれている子の中に中高一貫の中1さんがいるのですが、今日一緒に学習した不等式の内容は、私は数Ⅰで高校のときに習った範囲です。
でも、中学受験で鍛えられた子達にとっては、特に難しいと思う様子もなく解いてしまうことにもまた驚かされます。
中学受験をすべきかどうかが私には分かりませんし、小学生が夜遅くまで塾で勉強するというのは、あまりに負担が大きいのでは?という思いは未だに拭えませんが、中高一貫の子達の多くは恐らく遅くとも高2の時点で高3までの内容は終えていて、残り1年はがっつり大学受験対策ができるんだろうなと思うと(もしかするともっと早くから始まるのかもしれませんが)、公立高校の子達との差はすごいものなんだろうなと。
公立の小中学校の授業が簡単で物足りないような子達は、受験するかどうかはともかく、できる限り先取りで算数、数学を進めていくことは、長い目で見ると大事なのかもしれないなと思います。
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