日々の思い

自宅のエアコンが不調で取替工事待ちのため、エアコンを掛けていても十分には冷えず、また、夜通しエアコンをつけているのは苦手なこともあって、このところ、暑さと、まだ父の件が落ち着いていないせいもあるのか、早々と目が覚めてしまう日が続いています。
さすがに寝ないと体力が持たないのは日々感じているので、何とか明日を乗り切ったら、オフはできるだけゆっくり寝られたらと思う今日この頃です。

今日のレッスンのある子は、学校は夏休みながらも、午前中に塾の夏期講習、午後からは別の習い事の後、うちに来るというスケジュールのせいか、今日はいつになく、頭が働いていない感じでした。
今日、その子にしてもらった中に、小数同士の筆算があったのですが、恐らくうちに来てくれるより前にほかの塾で学習済みなのではないかと思いつつ、どこか理解が曖昧なところがあるといけないと思い、ひと通りさらっとおさらいがてら取り組んでもらっています。

その中に

　0.63

－0.124

というものがありました。小数第3位は上に数字がなく、どう引けばいいか、普段のその子の様子ならできるのではないかと思って手助けなしにしてもらったのですが、まさかの「0.514」と書いてしまいました。
そこで、0.124と0.514を足しても元に戻らないよ？と声掛けをしてみたのですが、今日はぴんと来ない様子。
その後、何度かやり取りをして（それぞれに㎞の単位がついているとすれば、ｍに直したらどうなるかを尋ねるなどして）、正しく答えは出せるようになったのですが、先取り先取りでどんどん進めていく塾などの場合、解き方だけを教えられた子は、どういう計算をしているのか考えることなく、何となくで解いてしまうことがあります。

上記の筆算も、0.63の後に0を書いて考えたらいいなどと教えることは簡単ではありますが、どうしてそうすればいいのかを考えなければ、時間が経つと記憶も曖昧になりますし、本人の力にはならないことも十分考えられます。

テクニック的なものを教えるのはもっと後で、まずはしっかりじっくり考えて理解することが大事なのではないかと思います。