変わったなぁ
低学年の頃に通ってくれていて、その後中学受験のため、受験塾に移り、受験が終わってから復帰?してくれた中1さんは、結構珍しいタイプかもしれません。
来てくれた当初は指先を使うことはあまり得意ではなく、更には積み木を形に合うように置くなどの課題でも苦戦することが少なくありませんでした。この分だと図形問題などで苦労しそうだなと思い、小さいうちから経験を増やして、考えられる範囲を少しでも広げておく方がいいだろうとおうちの方と相談して、普通は宿題にはしない折り紙を折ってくる課題を出したり、おうちでタングラムなどの形づくりの課題にたっぷり取り組んでもらったりしていました。
その甲斐があったのか、折り紙の折り方も随分きれいになり、形を作る課題もそれほど苦戦することもなくなっていきましたが、低学年の間しか一緒にレッスンをしなかったことや、中学受験のための塾ではしばしば、大量の問題をこなすことを求められたりすることなど、空間認知能力を伸ばす機会はあまりなかったのではないかと思っていました。
しかし、通い始めた中学校の幾何で、結構難しめの作図の利用の問題などにも、さほど抵抗なく取り組んでいて、先日は小テストで満点だったのがクラスで自分一人だったとも言っていました。
中間考査前ということで、作図の利用の難しめの問題ばかりを用意していたのですが、ぶつぶつ言いながらもどこか楽しそうに取り組んで、しっかりクリアしていく姿を見て、ああ、この子は受験でも全く毒されなかったんだなぁ、それだけでなく、幼い頃図形で苦戦していたのが噓のように力を付けたなぁと思いました。この調子で進んでいってくれることを願っています。
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