イメージできるか
ある6年生さんと場合の数の学習をしているのですが、教室では中学高校の基礎になればと思い、小学校のうちにこの場合はどう考えたらいいのかなとたくさん頭を使ってもらおうということで、よほど算数が苦手な子でなければ、学校で習う範囲よりかなり難しいものまで問題を用意しているため、その子もこのところ、かなり頭をフル回転させているようです。
それでもまだ、順番が関係ある場合とない場合を間違えたり、どう考えたらいいか悩んだりすることもあり、必要に応じて手助けをします。
今日の問題のひとつに、7種類のTシャツから重複せず3種類のものを選ぶ場合と、家族3人でそれぞれ違うものを選ぶ場合の問題があったのですが、初めはどちらも同じ答えを書きました。
そこで、「家族3人って、たとえば、〇〇くんと●●くん(その子のお兄ちゃん)とお母さん、それぞれ違うのを選ぶってことよ?」と声掛けしたところ、明かに顔つきが変わって、再び考え始めたのが分かりました。
男子2人、女子3人というような出題の場合顔のない男2、女3というような捉え方をしているうちは苦戦していても、その子の知っている子の名前を自分のほかに男子1人、女子3人挙げてもらってから考えてもらうと、反応が変わるというようなこともよくあります。
場合の数に限った話ではありませんが、問題に書かれていることをイメージできるかどうかで問題が解けるかどうかが大きく変わってくることは多々あります。イメージできること、図などにかき表せることは、算数、数学を解く上でとても重要なことです。
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