成長ともいうのか
春から1年生になった子は、年長さんの間は、おうちの方が一緒でなければできないことも多いので、宿題については無理にしなくてもいいということにしてあることもあって、やり残しがある場合、理由を聞くことはあっても、注意をすることはない状態で来ていました。
1年生になって初めてのレッスンでは、小学生になったから、少しずつ自分で決めてやれるようになってほしいということは伝えましたが、今日は来るなり、おうちの方が、宿題をほとんどしていないと報告してくれました。その口調からして、おうちの方はするよう促したのに、本人がしなかったのだろうということは分かったので、小学生になったのだし、再度きちんとお話することにしました。
学校とかだと宿題をしていなかったら怒られることもあるかもしれないけど、うちは学校じゃないから、嫌だったらしなくてもいい。でも、時々、宿題をしていない理由で「わからなかった」という子がいて、でも、やったらできる。やりたくなかったとか、遊んでしまってやり忘れたとかなのに、わからなかったと嘘をつかれるのはすごく嫌。
やりたくなかったからやりませんでしたと言われても怒らないけど、嘘をつかれたら怒る。
宿題をしてこなかったからといって怒らないけど、どうしてしてこなかったのかは聞く。病気だったとか、学校の宿題が多かったとか、遊んでしまって時間が無くなったとか、難しかったからとか、やりたくなかったからとか、なんでもいいし、やりたくなかったというなら、おうちの人と相談して宿題をなしにしてみることもできるかもしれない。宿題をしなくても忘れない、しなくてもちゃんとできるというのなら、別にしなくてもいい。
これまでにも色々な子に伝えてきたあれこれを、一気にではなく、その子に理由を尋ねつつ、少しずつ話をしました。
それなのに……なぜか、理由にはならない理由ばかり言うのです…。レッスンは週に1回ですから、1週間時間があり、まだ1年生なので、1枚のプリントは早ければ1分もかからない。点つなぎなど時間がかかるものでも1つずつするのであれば2~3分、かかっても5分ぐらい。渡してあった宿題を全部するのにかかる時間は長~く見積もっても2時間もかかりませんし、今回のものであれば1日5分ずつでもほとんど終わらせられたはずでした。
体調を崩していたとかでないのであれば、どう考えても、やる気がなかったかやるのを忘れていたかしかないのに(おうちの方の口ぶりからも)、怒らないということを信用してくれていないのか、頑なにその理由は認めてくれませんでした。
ちょっぴり悲しい気持ちになりながら、まあ、1年生になってすぐいきなり年長のときに比べて厳しくなったと思われても、学びが嫌になったらいけないと思い、今日はそれ以上追及しませんでした。
次回以降変化が見られるかどうか、様子を見ていきたいと思います。
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