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2024年5月16日 (木)

気懸りな変化

子ども達を見ていると、楽しいか楽しくないかに関わらず、体力や気力をかなり消耗するんだろうなと感じることがあります。
それでも、学校が楽しい子は体力的な疲れはあっても元気に来てくれますし、レッスンでもがんばろうとしてくれることが多いように思いますが、春から1年生になったある子は、このところちょっと気懸りなことが続いています。

年長さんの頃ははきはきおしゃべりしてくれて、レッスン中も笑顔が多く、積極的に考えてくれていたのですが、学校が始まって以降、来ても表情の変化が少なく、声も小さく、年長さんの頃は考えて分からないことがあれば、何のためらいもなく「わかんない」と言っていたのに、考える前から分からないと言ったり、適当に答えを書いてこちらを見てきたりということがあったかと思えば、今週に至っては、積み木で形を作る課題に取り組んでもらったときに、「〇〇、すぐ忘れちゃうからわかんない」と、二度も繰り返しました。
これまでそんなネガティブな言葉を聞いたことはなかったというのに、きっと1年生になってから何かあったんだろうなと思わされました。

幸い、その子のおうちの方たちは、できないことを責めたりするような方たちではなく、間違ってもいいのよ、わからないことがあったらわからないって言っていいのよと言ってくださる方たちなので、どう考えても学校で何かあっての変化なのだろうと思います。

私は子どもの頃学校に行きたくないと思ったことがなかったので、つい学校は楽しいところだと思ってしまいがちですが、集団行動が苦手な子、みんなよりペースがゆっくりな子、大きな声を出すのが苦手な子など、学校という環境がしんどい子も当然いるんですよね。
せっかく楽しく学んできて、いい感じに力をつけてきていた子の突然の変化なだけにとても気懸りですが、気を付けて見ていこうと思います。

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