指先の巧緻性
今日、今年度から一緒にレッスンをしている低学年さんのレッスンがあったのですが、久しぶりに、そういえば、最近はちょっと不器用なのかなと感じる子がいなかったんだなと思い出しました。
新人さんは今のところの感触では空間認知が弱いのかなという印象なのですが、サイコロの展開図を見て、サイコロができるかどうかを考えてもらっていて、分からないときは実際にマグネットプレートを使って確かめていいということにしていました。
すると、図と同じように並べることはすんなりできるのですが、それを組み立てる段になると、途端に、いや、そこからだと組み立てにくいでしょう?と思うところから始めたり、手が2本しかないのに左右両方から組み立てようとしたり、黙ってみていると大苦戦。
低学年とはいえ、1年生ではないので、どうすれば組み立てやすいか考えてもらえるといいなと、しばらくは様子を見ていたものの、うまくいかずガシャンと崩れてしまったり、まだ途中なのに止まってしまったりで、さすがに手助けが必要そうでした。
こうすると組み立てやすいというようなポイントを、実際に組み立てて見せながら伝えたのですが、手の使い方がぎこちなく、あれ?もしかしたら細かいことをするのが苦手なのかな?と気になりました。
指先の巧緻性は賢さに少なからず影響するようです。
もちろん、不器用だけど賢い子というのもいますが、もし、指先を上手に使いこなせていない子で学習面で何か苦戦しているということであれば、学習と並行して、しっかり指先を使うことも心がけてみられるといいかもしれません。
| 固定リンク
コメント