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2024年4月 9日 (火)

どうしてなのか

これまでも何度かそういう子を見てきましたが、算数に関してはかなりセンスがあって、難しい文章問題でも解いてしまうような子が、国語になると明らかに問題文を読んでいないというようなことがあります。

簡単な例でいえば、「正しくないものを選びなさい」というような出題の場合、それを読まずに問題を解くと、かなりの確率でバツになりますが、そのぐらい、明かに問題文を読んでいないんだなと感じる場合でも、「きちんと問題を読んでね」というと、大抵「読んだ」と答えるのです。
そこで、「じゃあ声に出して読んでみて」と言って読んでもらうと、「あ!」などと言って、読んでいなかったことに気づくというようなことがこれまで何度もありました。(特に印象に残っている子達は、その後医学部に進学したり、京大に進学したりしているようです。)

今教室に来てくれている子の中にも、明かに問題文を読んでいない子がいるのですが、その子は算数ならばっちりということでもなく、算数の問題でも読まずに間違っていることも。きちんと読めば結構できる子なので、どうして読まないのかが不思議でなりません。
そろそろ1年ぐらいレッスンをしているのですが、未だに点つなぎの課題を鏡なのにそこを読まずに普通に描いて、途中で気付いて描き直すというようなこともよくありますし、今日は国語で、主語に〇、述語に□をつけなさいという問題に、述語に全部マルを付けて、問題になんて書いてあるの?と尋ねると、今度は主語にマルを付けるだけで四角は何にも付きません。
もう一度、きちんと読めば絶対できるはずだから、ちゃんと読んでというと、今度は主語も述語もマルを付けました。
ああ…ほんとどうしてなのかなぁと思いながら、問題文を声に出して読んでもらったところ、ようやくマルと四角が付きました。

読むのが苦手ということはない子なので、尚更、どうしてたった1~2行の文章をきちんと読まないのか不思議でなりませんが、この子も問題文を声に出して読むことをしばらくの間必須にしてみようかなと考えたりします。

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