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2024年3月15日 (金)

今日の一コマ

今日も来てくれた子たちみんな結構好調だったのですが、ある高学年さんとのちょっとした一コマを。
その子は算数のセンスが結構いい子なので、これはできそうだなと思って渡した課題は大抵解いてくれますし、困っていそうなときにも、ほんのひと言で気づいてくれることも少なくありません。
最近はともなって変わる2つの量の学習をしていて、今日はもうかなり終盤。公立小の子だとしないかもしれない歯車の問題を考えてもらっていたときのことでした。

歯車が回る仕組みを簡単にした後、少しだけ助けたら、後はスラスラ解いていたのですが、プリントの最後の問題でA、B、C3つの歯車が合わせて60回転した。それぞれ何回転したかという問題で、手掛かりはAが5回転するとBは3回転、Cは4回転というものでした。
その子ならいけるかなと思ったのですが、初めは全部で60なら20回転ずつというので、あれ?と思いながら、Aが5ならBは3、Cは4よ?と確認すると、次はなぜかそのまま書いてしまいました。

あれ?おかしいなと思いつつも、次にひと言尋ねたら、絶対あっという間に気づくし、でも、そのひと言より気づきにくい手助けは思いつかないなぁ、どうしようかなぁと、本人にも、「次言ったら絶対すぐわかると思うから、もうちょっと待っとくわ」と言って、しばし待機。
因みに、まだ比の学習はしていないので、これが自力で解けるかは、やはりセンスにかかっているのかもしれません。

待ったものの、困っているようなので、やむを得ず、「さっき書いた(5、3、4)って合わせて何回転なん?」と尋ねたところ、

「12、あ!5倍か!」

予想通り秒殺でした。(笑)
ノーヒントで気づいていたら、きっと更に気持ちよかったのでしょうけれど、こういうやり取りができるのも、先に説明してしまわないからこそだなと思います。

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