少々疑問に思うこと
以前から何度かなんでかなぁと思いつつ、普段あまりレッスンでする機会がないこともあって、また忘れてしまうのですが、今日は久しぶりにある高学年さんの国語の教材に単語と文節に関する問題が出てきたので、やっぱりなんでかなぁと思ったことが。
小学生のうちに単語や文節の学習をすることはほとんどないかと思いますが、中学生になると、文法の最初の学習で単語や文節が出てくることが多いかと思います。
今日の高学年さんは公立中学に進学する子なので、無理して先取りする必要もないため、今は難しいところもあると思うけど、いずれ中学で出てくるから、今は分かる範囲でしようと言いました。しかし、中学生でも、文法の学習の初めに単語や文節が出てくるのが、昔から、なんでなんだろうと思っています。
多くの場合、短い文を与えられて、単語に区切りなさいとか、文節に区切りなさいという問題が初めに出てくるのですが、その問題を解く段階では、品詞については学習しておらず、自立語、付属語についても知らないのです。
もちろん、知識として、文節や単語というものを最初に学習するのはいいかもしれませんが、どんな品詞があるのかも知らず、活用のルールなども分かっていない段階で、単語に分けるのは相当難しいと思いますし、合っていたとしても、たまたま運よく正解だったという可能性も高いかと思います。
用言の活用も助動詞の活用も知らずに、どうやって考えて単語に分けたらいいんだ?と思います。
少なくとも単語分けは全ての品詞について学習した後にすべきなのではと思うのですが、昔からずっと順番が変わらないということは、その順で学習することが望ましいということなのかもしれません。
一体どういう利点があるのか、少々疑問に思います。
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