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2024年2月 7日 (水)

小さい頃から来てくれている「天才系」の高学年さん。多くの子が苦労するような問題を苦もなく解いたりする一方で、ほとんどの子が助けを必要としない問題で大苦戦したりするのですが、そこそこ長いお付き合いながら、読めなさは未だに変わることがありません。
もちろん、その日のコンディションなども関係するとは思うのですが、ある程度の期間レッスンをさせてもらった子であれば、これはこの子なら問題なくいけるだろうと思うもので完全ストップするというようなことはほぼ起こりません。でも、その子は未だに読みが外れるんですよね…。

今回のレッスンでも、普段の様子からしても、この子ならノーヒントで行けるだろうと踏んでいた問題で完全ストップ。小出しでヒントのようなことを言っても反応がないまま。連比の問題だったので、線分図で表してもらえば「あ!」と言ってくれるだろうと(むしろ、そこまでいくとほぼ解き方を教えているようなものなのですが…)まずはA:Bの線分2:3を描いてもらって、Bの長さは同じにしたものを、B:Cで9:4にしてもらおうとしたのですが、なぜかBよりCの方が長くなるのです。(もちろん、それまでにBは同じ長さだということも伝えています。)

悪戦苦闘しても、いつまで経っても線分図が表せないので、今日は全面的に不調の日なのか、たまたまこれがダメなのか、一旦比の文章問題に切り替えたところ、それらも決して簡単なわけではなかったのですが、次々に普通に解いていくのです。
おかしいスイッチが入っていただけなのかなと、何枚か文章問題を終わらせた後、連比のプリントに戻ったのですが、まだ線分図では表せないまま。更に何度かやり取りをして、もうほぼ解き方を見せたに近い状態になってしまったのですが、1問解いたら、じわじわと進み始めました。

数量感覚もある子ですし、算数自体結構できる子なので、どうしてここまで読めないのか、相変わらず謎です。

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