余裕
今日のあるレッスンでのこと。
元々、うちに来てくれることになる以前から、かなりの数の習い事を掛け持ちしていて、1日2つ習い事がある日もざら、勉強も相当先取りで進めてきていたらしい低学年さんが、あるきっかけで、最近おうちの方が少し習い事を減らし、恐らくその子にとって以前よりは時間にも気持ちにも余裕ができたのではないかという状況になりました。
すると、表情が柔らかくなり、問題を前にして考えているときも、以前より落ち着いているように感じられることが増えてきました。
元々、小さい子がじっくり考えるためには時間の余裕が必要ですが、それと同時に気持ちの余裕も必要なのです。
普段しっかり考えられている子でも、学校や家で嫌なことがあった日には、全く使い物にならないなんてこともよくあるので、それほど「気持ち」の状態は影響が大きいのだと思います。
元々、その子は結構賢いのだと思うのですが、とにかく毎日することがいっぱいで、恐らく時間に追われるような生活を長く続けていたのだろうと思うのです。それがここに来て、少し余裕ができた。その途端、変化が見え始めたというのは、まだ小さい子だからかもしれません。
その姿を見ながら、嬉しくなると共に、これからの変化が楽しみにもなりました。
| 固定リンク
コメント