悩ましい
今日はレッスンの話ではないのですが、通ってくれている子やその保護者の方などから、時々学校の話を聞くことがあり、もちろん、一方的な話ですから、全てそのまま鵜吞みにしてはいけないかもしれませんが、ちょっとそれ、先生どうなの?と思うような話をちょくちょく聞くようになりました。
更に突っ込んだお話だと、何らかの難点などがある教員でも辞めさせるのは難しい上、教員不足も深刻化していて、多少のことは目をつぶってでもいないよりマシということなのかもしれないなと思うお話があったりもします。
実際のところ、昔は学校で先生が児童・生徒に体罰を与えるということは少なからずありましたし、保護者の方は本心はどうあれ先生を敬うよう子どもに指導していた方が多いのではないかと思いますが、体罰が厳禁になり、子ども達がそれを把握したことで、たとえ授業を妨害したり、他のこの迷惑になったとしても教員は言って聞かせるしかできなくなり、理不尽な要求をしてくる保護者(いわゆるモンスターペアレンツ)も現れ、そりゃあ現場の先生方は昔より遥かに色々大変だろうなと思います。(もちろん、体罰がいいなんてことは全く思いませんが。)
そして、冷静に考えて、数十人の子どもとその保護者の大半に評価される学級運営ができる能力の高い教員がいたとして、バリバリ仕事をする教員もそうでない教員も公務員なので能力が給与に反映するということがほぼない上に、好待遇なわけでもないとなると、これはも本当に子ども達が好きという気持ちでなんとかやれている先生方も少なくないんだろうと思います。
教員不足の原因は待遇や環境、言ってしまえば、教員よりもっと魅力のある仕事がたくさんあるからなんだろうと思います。
国は教員不足に対応するために、免許を持っていない人でも…とか言っているようですが、根本的な解決には全くなりませんよね…。
子ども達によりよい教育環境を、公立の学校でも整えられれば、それもある面で少子化対策になるのではと思えるので、ほんと、なんとかならないものかと思ってしまいますね。まあ、教員志望だったのに、結局採用試験を受けることなく今の道を選んだ私が言えることでもありませんが…。
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