顔つきの変化
教室に来てくれる子の中には、算数でかなり苦戦していたり、学習全般で困っていたりする子もいます。
そういう子の中に、当初は点つなぎもめちゃくちゃ、何か問いかけても答えもぼんやり、何より目力が感じられないという印象の子がいるのですが、まずは点つなぎがきちんとできるように取り組んでもらい、それがある程度できるようになってくると、記憶にある限りでは例外なく、顔つきがしっかりしてくるのです。
もちろん、顔つきだけでなく、困っていた算数や学習面でも変化は見えてくるのですが、その変化を見ていると、点つなぎができるようになった時点で、それまで見えていなかった何かが見えるようになり、その結果、考えられることの範囲が広がるんだろうなと思います。
そして、自分の頭で考え、理解できるようになると、自然と目に力が宿り、「賢い顔」になるのではないかと。
学習する際、ぼんやりしていたり、受け答えがまともにできなかったりするとき、疲れているとかでないのなら、その子はそもそも学習内容が分かっていない、何を言われているのか分かっていないという可能性があるかもしれません。
そういうときには、まず点つなぎをさせてみて、もしもかなり苦戦しているようなら、ほかを置いても、まず点つなぎがしっかりできるように取り組んでみられるといいかもしれません。
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