感心するし安心もする
ある3年生さんとのレッスンでのこと。順調に進んでいるので、今回は図形の合同の学習をすることになったのですが、小学校の教科書範囲のことなら、その子には何も教える必要がないぐらいのことなので、スラスラと進み、小学校では習わないけれど、中学校では出てくる、中学校受験をするなら知識として持っていてもいいであろう内容に入ったところ、さすがに少し難しかったようで、手助けが必要になりました。
きちんと理解できていそうかどうか反応を見ながら進めたところ、恐らく何となく理解したのではないかと感じたので、今の段階ではそれで十分かなと、先に進めようかと思ったとき、その子が「ちょっと待って。考える。」と言って、今解いた問題を再度じっと見つめ、少しの間黙った後、「うん、わかった。」とひと言。
すごいなぁと思うのは、考えることが当たり前になっていて、仮に分かりにくいところを助けられて分かったと思っても、自分で再度確認するところ。そして、それは誰かにそうしなさいと言われて身に着けたことではないのだろうということも改めて感心します。
じっくり考えることができる子はうちの教室には結構大勢いるものの、難しいと感じたことを、誰かに促されたわけではないのに、納得できるまで自ら考え直すという子はそうそういるものではありません。
こういう子はこの先も安心だなぁと、見ていて嬉しくなります。
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