11月最終日
今日は別の日に振替になった子達もいて、レッスンはいつも以上に少なめでした。
今日で11月おしまい。今日のレッスンが早く終わったせいか、どうも週末のような気分ですが、明日からは12月のスタートです。
話は全く変わりますが、教室には子ども達が自由に使えるように、知恵の輪やルービックキューブ、その他パズルなども置いてあるのですが、1面が9個の定番のキューブと1面が4個の恐らく9個のものよりは易しいのであろうキューブがあって、子ども達はちょくちょく触っては、たまたま1面揃ったとか、あとちょっとなんだけどなとか言っていたりします。
実は買って置いてはいるものの、私自身は子どもの頃からずっと6面をそろえられたことがありませんでした。
子ども達の中には読んで理解する子もいるかもしれないと、攻略本も買って置いてあるのですが、小さい方のキューブを攻略本を見ながら揃えようとしてみたものの、どうしてもうまくいかず、空間認知の能力には恵まれていない私には無理なんだろうなと、どこかで諦めていました。
ところが、ある低学年さんが小さい方のキューブをどうしても揃えたいとがんばっていて、攻略本の見方を尋ねられたことがきっかけで(そのときはいいところまでいったものの、その後のその子の予定の関係で完成には至らず)、その子が帰った後、改めて攻略本をじっくり見てみました。
すると、ある1か所、いい加減に見ていたため(もともと立体図形の類に苦手意識があるので、自分には分からないという先入観もあったもので…)思い込みで違った持ち方をしていたことに気づき、正しい持ち方に変えてその本の通りにやり進めていくと、多少苦戦はしたものの、6面揃えることができました。(どうして揃うのかは理解できていませんが…。)
その後、攻略本を見れば小さい方は確実に揃えられるようになったことで、もしかして定番のほうもできるのかもしれないという気持ちになり、あくまでも本を見ながら、見てもまだ苦戦しながらではありますが、生まれて初めて6面を揃えることができました。
そのときに改めて感じたのが、私自身、子どもの頃にできなかったという苦手意識があり、空間認知の能力は持って生まれてはいない自覚もあり、何が何でもできるようになりたいという気持ちもなく、その結果ずっとできないままでいたわけですが、簡単なほうを自力ではないものの、マニュアルを見て完成できたことで、難しい方もやってみようかなと思えたという出来事は、子どもの学びにも大いにあることなんだろうなということでした。
嫌だな、やりたくないな、難しそうだな、自分には無理なんじゃないかな…そんなネガティブな気持ちではできるものもできなくなったりしますが、その子にとって少しがんばればできるものをクリアすることで小さな自信が生まれ、その結果、もう少しがんばってみようとか、もっと難しいものにも挑戦してみようとかいう気持ちになっていけることはあるのだろうなと。
適度な難易度というのの判断が本当にひとりひとり違っているので、判断がなかなか難しいところではありますが、算数が苦手な子にも小さな成功体験を積み重ねていってもらえるよう、より一層努力しようと思います。
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