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2023年11月30日 (木)

11月最終日

今日は別の日に振替になった子達もいて、レッスンはいつも以上に少なめでした。
今日で11月おしまい。今日のレッスンが早く終わったせいか、どうも週末のような気分ですが、明日からは12月のスタートです。


話は全く変わりますが、教室には子ども達が自由に使えるように、知恵の輪やルービックキューブ、その他パズルなども置いてあるのですが、1面が9個の定番のキューブと1面が4個の恐らく9個のものよりは易しいのであろうキューブがあって、子ども達はちょくちょく触っては、たまたま1面揃ったとか、あとちょっとなんだけどなとか言っていたりします。


実は買って置いてはいるものの、私自身は子どもの頃からずっと6面をそろえられたことがありませんでした。
子ども達の中には読んで理解する子もいるかもしれないと、攻略本も買って置いてあるのですが、小さい方のキューブを攻略本を見ながら揃えようとしてみたものの、どうしてもうまくいかず、空間認知の能力には恵まれていない私には無理なんだろうなと、どこかで諦めていました。


ところが、ある低学年さんが小さい方のキューブをどうしても揃えたいとがんばっていて、攻略本の見方を尋ねられたことがきっかけで(そのときはいいところまでいったものの、その後のその子の予定の関係で完成には至らず)、その子が帰った後、改めて攻略本をじっくり見てみました。


すると、ある1か所、いい加減に見ていたため(もともと立体図形の類に苦手意識があるので、自分には分からないという先入観もあったもので…)思い込みで違った持ち方をしていたことに気づき、正しい持ち方に変えてその本の通りにやり進めていくと、多少苦戦はしたものの、6面揃えることができました。(どうして揃うのかは理解できていませんが…。)


その後、攻略本を見れば小さい方は確実に揃えられるようになったことで、もしかして定番のほうもできるのかもしれないという気持ちになり、あくまでも本を見ながら、見てもまだ苦戦しながらではありますが、生まれて初めて6面を揃えることができました。


そのときに改めて感じたのが、私自身、子どもの頃にできなかったという苦手意識があり、空間認知の能力は持って生まれてはいない自覚もあり、何が何でもできるようになりたいという気持ちもなく、その結果ずっとできないままでいたわけですが、簡単なほうを自力ではないものの、マニュアルを見て完成できたことで、難しい方もやってみようかなと思えたという出来事は、子どもの学びにも大いにあることなんだろうなということでした。
嫌だな、やりたくないな、難しそうだな、自分には無理なんじゃないかな…そんなネガティブな気持ちではできるものもできなくなったりしますが、その子にとって少しがんばればできるものをクリアすることで小さな自信が生まれ、その結果、もう少しがんばってみようとか、もっと難しいものにも挑戦してみようとかいう気持ちになっていけることはあるのだろうなと。


適度な難易度というのの判断が本当にひとりひとり違っているので、判断がなかなか難しいところではありますが、算数が苦手な子にも小さな成功体験を積み重ねていってもらえるよう、より一層努力しようと思います。

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2023年11月29日 (水)

11月も明日でおしまい

今日は今月5回目で通常レッスンはお休みでしたが、欠席振替のレッスンは2つあったので出勤しました。
本当なら明日届くはずの荷物が、まだ出勤していないときに届き、再配達も気の毒だと思ってドア前に置いて帰ってもらうよう頼んだこともあり、予定より早く出勤しましたが、出てきてみたら、送り状に30日14時から16時と先方がきちんと書いてくれていたので、配達のお兄さんが見てなかったようです。(無事ドア前にあったのでいいのですが。)

今日は年長さんのレッスンもあったのですが、小さい子だからなのか、来るたびなんだかまたお姉さんになったな、しゃべり方がしっかりしてきたななど、何らかの成長を感じるのがすごいなぁと思います。
そして、当初は数にあまり興味がなさそうな上に、おうちの方も小学校受験や中学校受験を考えておられるわけではないということもあり、無理せずゆっくりペースで進めていたのですが、気づけばちゃんと数を思い浮かべながら足し算や引き算を考えられるようになっていて、今日は5+8などのような5と6~10までの数の足し算をしたところ、何度か教具で確認した後、式が書かれたプリントの5ではない方を指して「いくつのってる?」と何度か尋ねたら、後は自分で考えられるようになりました。

折ると重なる図形がどうもよくわからない様子で(鏡になるように右半分を描く問題は全部きちんとできていたのですが)、分からないものは言葉でどうこう言っても分からないのだしと、折り紙を使って問題に描かれている絵の半分を写し、半分に折って切り取って広げ、それを見て確かめるということを何度かしたところ、途中から顔つきがきりっとしてきて、最後は切らなくても判断できるようになりました。
切って確かめたのはほんの3~4個ですから、たったそれだけの手間で説明せずに理解できるのであれば、お互い幸せです。

さて、明日で11月もおしまい。とうとう師走に突入しますね…。
まずは明日しっかりレッスンして11月を締めくくりたいと思います。

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2023年11月28日 (火)

読書

スマホを持って後悔している最大のことは読書量が激減したことかもしれません。
スマホを持つまでは少なくとも月に2~3冊は何らかの本を読んでいたというのに、スマホを持ってからは気になって買った本も途中まで読んでそのままだったり、買ったまま積読になっているものもかなりの数あって、なんとかしたいと思いつつも、ちょっとだけをスマホを手に取ると気づけばかなりの時間が…ということを繰り返し、自己嫌悪に陥るというのをもう何年も続けてきてしまっています。

そんな中、先日部屋の片づけをしていた時に、あちこちちょこちょこ置いてあった未読の本をひとまとめにして愕然としました。読まなくなっていることの自覚はあるので、書籍を購入する数もスマホを買う前に比べると相当減っているというのに、未読の本がゆうに20~30冊はあることに気づいたのです…。
スマホを触る時間を減らしたいとも読書をした方がいいとも思っているので、意志の弱い自分をなんとか少しでも読書に向けられないかと、子どもみたいに1日最低5分(とりあえず読み始めたら大抵それ以上には読むので)読書すると決め、実行できた日にはシールを貼るという表を作りました。
シールを貼れた日が続くと、貼れなかった日を作りたくない、5分読めば貼れるんだし…と、今のところ3週間近く継続できています。
と、前置きが長くなりましたが、ここ数日はちょっとだけ読んでしばらく放置していた外山滋比古氏の「こうやって、考える」という、これまで出された著書の中から印象的なものをピックアップしてまとめたような本を読んでいるのですが、その中で「おお、なるほど!」と思った文章がありましたので、ちょっとご紹介。(以下引用)

知識は有力であり、適当に使えば知識は「力」であるけれども、困ったことに、知識が多くなると、自分で考えることをしなくなる。知識があれば、わざわざ自分で考えるまでもない。知識をかりてものごとを処理、解決できる。知識が豊かであるほど思考力が働かない傾向になる。極端なことを言えば、知識の量に反比例して思考力は低下する、といってよいかもしれない。

(以上「こうやって、考える」より引用)

なんとなく、知識はいいものだと思っていましたが、子どもの学びを見ていると、「知識=人や本などから与えられたもの」と考えた場合、確かに知識として得たものについて、子ども自ら考えようとしないというのはほとんどの場合当てはまるように思います。
覚えるしかないようなことは知識として与えればいいと思いますが、考えればわかるようなことまで先回りして与えるのは、正に「思考力が働かな」くなっていくように思います。

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2023年11月27日 (月)

オフ

今日も更新お休みします。

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2023年11月26日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年11月25日 (土)

概ね好調

今日のレッスンはお休みの子もおらず、睡魔と戦う子もいなければ、風邪をひいているような子もほぼいなくて、概ねみんな好調でした。

特に、最初のレッスンのベテランさんは、もう結構な年数のお付き合いだというのに、普段はほとんどおしゃべりすることもなく、質問などに答えてくれるときもかなり控えめな声量。特に困ったことがなければ、最初と最後の挨拶でしか声を聞かないことさえあるのですが、今日はいつもより大きめの声で挨拶をしてくれたなと思ったら、レッスンが始まってもなんだかはきはきしていて、驚いたことに問題を解きながら鼻歌まで出ていました。
そんなことはこれまで一度もなかったので、よほどいいことでもあったのかと尋ねたかったものの、鼻歌が出ていることに気づいていなさそうなのにいらぬことを言ったら、シャイなその子は戸惑ってその後のレッスンが不調に陥っても困るなと、ぐっと我慢しました。
何があったのかなぁ、きっといいことだろうから、聞きたかったなぁ。

さて、あっという間に11月もあと1週間足らず。カレンダーもあと1枚になりますね。
来週もみんな元気な姿を見せてくれますように。

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2023年11月24日 (金)

心配…。

祝日明け。今日は晩からかなり気温が下がり、明日は真冬の寒さになるとか。
昨日今日はまだ過ごしやすかった気はするのですが、今日来た子達がほぼ全員、ゴホゴホ咳をしていたり、鼻をぐずぐずいわせていたりで、その子自身の体調はもちろんですが、ほとんどの子がノーマスクになっている状況からしても、ますます体調不良の子が増えるのではないかと心配になります。

体調に問題がなければもちろんご家庭の判断でノーマスクでいらして頂いて構いませんが、明らかに風邪の咳が出ているような場合は、他のお子さんのためにもできるだけマスク着用でレッスンを受けて頂けると幸いです。

そして、何よりできるだけよく寝てよく食べて、体調管理をしっかりして、元気にレッスンに来てもらえることを願っています。
明日は前回恐らく睡魔に襲われてどうしようもなくなったのではないかと思われる年長さんのレッスンもありますので、今回は無事最後まで楽しくレッスンできることを祈るばかりです。

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2023年11月23日 (木)

勤労感謝の日

今日は今年最後の祝日だったのですね。
いいお天気で寒くもなかったようで、正に行楽日和だったのだと思いますが、私は結局引きこもりっぱなしの1日になってしまいました。

明日もどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年11月22日 (水)

どうして??(汗)

今日は体調を崩してお休みの子もいましたが、イレギュラーの子のレッスンもあって、人数的にはいつも通り。
算数がよくできる子達がずらりと揃ったこともあり、宿題とその場で取り組んでもらっている問題のマル付けが大忙しでした。
そんな中、天才系の一人が底面の半径2㎝、高さ5㎝の円柱の側面積を暗算で62.8㎠と答えたので、相変わらず計算力があるなと思って見ていたのですが、突如おかしなスイッチが入ったようで、半径3㎝の円の円周が求められなくなり、さっきの62.8㎠が求められたのだから、半径2㎝の円の円周はどれだけだったのかと尋ねても、3.14×2を筆算(!)でし始めました。
それだと面積が62.8にならないよね?と言ってもぼーっとしたまま、だったらその62.8はどうやって考えたの?と尋ねてもダメ。
しまいには涙がぽろぽろ…。(汗)
一瞬のうちのあまりの急激な変化に戸惑いました。何があったんだろう…。

明日は祝日でレッスンはお休み。
週末はまたかなり冷え込む予報のようなので、皆さまくれぐれもご自愛ください。

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2023年11月21日 (火)

心と頭

もう結構な期間、自分には非のないことで悩みを抱えている子がいるのですが、話を聞けば聞くほど理不尽で本当に腹立たしく、しかし、私が何をすることができるわけでもないので、可能な範囲で話を聞いて、少しでも気持ちを楽にしてあげられたらという状態が続いています。
元々数学で困っているということで来てくれた子だったのですが、悩みを抱える前は、すっかり苦手だった感じが薄れて、随分しっかり考えられるようにもなっていましたし、学校の数学はテストでも結構点数も取れるようになり、安心していたのです。
しかし、今日2週間ぶりに来たその子は、これまでできていたこともかなり抜けてしまっている上、これまでであれば学校で習ったことに関する学校の問題集はある程度手を付けていたのに、それも全くの状態でした。
しばらくレッスンしていると、徐々に調子は戻ってきたものの、スタート時点ではできて当たり前、習ったのは1年以上前で簡単に解いていたようなことも出てこなくなっていたので、本当に驚きました。

ですが、この子に限らず、小さい子達でも学校で何か嫌なことがあった日は全く調子が出ずに終わってしまうというようなことも珍しくありませんし、子ども達にとって精神状態というのは大人が思うより遥かに、学びにも影響するのだなと感じます。

大人になれば色々な経験も増える分、子どもほどは影響を受けなくなっていくのだと思いますが、子どもに学習をさせる際は、肉体的な疲れはもちろん、精神面でも悩みやストレスを抱えていては十分に考えることができないということを、大人は意識しておかなくてはいけないのかもしれません。

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2023年11月20日 (月)

オフ

今日も更新お休みします。

明日からまたどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年11月19日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年11月18日 (土)

寒さのせい?

今日は音楽会だった子達もいたようで、レッスンで睡魔と戦うことになった子もいましたが、学校行事などがあったわけではなく、見る限りでは眠そうでもなく、真面目に取り組んでくれているのに、一体今日はどうしたの??という子もいました。
1年生になる少し前から来てくれて、もうベテラン組になっている高学年さんは、なぜか今日は10×15や20×100などを筆算を書いて計算したり、普段ならそこまで難しくはないであろう問題でずっと考え込んで動かなかったり、普段の感覚からすると、3分の1ぐらいしか問題を解き進められぬままに終わりました。
別の高学年さんは途中までは割と順調だったのが、トイレから戻ってきたら調子が落ちてしまったり、振替レッスンで来た子は問題を考えている途中で何度もどこかへ旅立って、自分が何をしようとしていたかを忘れたり…。
今日は一気に真冬並みの寒さになったので、コンディションが寒さに対応できなかったのでしょうか。

ここまで急に寒くなるとびっくりしますね。
そうは言っても、11月も半ば過ぎ。あと2週間足らずで師走がやってきます。1年は本当にあっという間ですね。

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2023年11月17日 (金)

命懸けでとは言わないけど

恐らく能力的には恵まれているのだと思うものの、とにかくスケジュールがびっしり、常に忙しいのが当たり前であるらしい低学年さんは、図があっても目に入っていないように感じられたり、最後の詰めの手前辺りできっとこうだろうと問題を解き始めてしまう状態がすっかり癖になっているようでもあったりで、せっかくの能力が発揮し切れていないように感じることがよくあります。

小さい頃からスケジュールがびっしりなことが当たり前だからか、本人は大変だと感じてはいないようですが、限られた時間で多くのことをこなすとなると、どうしても早くしなくてはという意識が強くなるのは当然だろうとも思います。

子どもの性格や体調、置かれている状況などにもよるとは思いますが、何かをじっくり考えるためには大人であっても、心身に余裕がなくては難しいのですから、小さい子であれば尚更、時間的余裕は不可欠だろうと思います。
更に、じっくり考えるということは集中力も必要ですし、その分消耗もしますから、長時間考え続けるということも難しいのが普通でしょう。(いくらでも考え続けられるとすれば、考えている事柄が自分の興味があること、好きなこと、楽しいことなのだろうと思います。)

日頃から何事も早くしなくてはという状況に身を置いている人に、突然、ある場所でだけじっくりゆっくりを求めてもなかなか切り替わるものではないので、なかなかもどかしいですが、それでもここではゆっくりじっくり、自分が納得いくまで考えてもらうよう促しながら、私も根競べをすることになります。

よく考えずにぱっと答えを出して、間違っていたら直せばいいやという感覚は極力身につけさせないようにすべきだと思うのですが(テストなどではやり直しできませんので)、大量にやらなくてはならないことがあれば、当然じっくり考えるなんてことはできるはずもありません。
よく考えずに答えを書いて、考え直したら正しい答えを出せるような子には、もしその問題に命が掛かっているとしたら、そんな適当には答えないよね?などと言ってみることがあります。もちろん、全ての問題を命懸けのつもりで解きなさいとは言いませんが、本気を出して考えるというのがどういう状態なのか、経験したことがない子に対しては多少のきっかけになるかもしれません。

じっくり考えることをせずに来た子であっても、真剣に考えて分かったときの快感を繰り返し経験することで、大人があれこれ言わずとも、自然と考えるようになっていくものなのではないかなと、これまでの子ども達とのレッスンを通して感じています。

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2023年11月16日 (木)

暇な時間は大事

子どもにとって、ぼーっとできる時間はとても大切だということを色々な本などでも読みましたし、実際に子ども達を見ていても感じることがあります。
最近は習い事をたくさんしていて、スケジュールがびっしりという子も少なからずいますが、そうでなくても、昔とは違い、子どもが簡単にゲーム機やスマホ、タブレットなどに触れることができ、仮に親御さんの目がなければ、時間制限を自分の意志で守れる子は滅多にいないでしょうから、暇を持て余して自分で遊びを作り出すとか、ぼーっと空想の世界に旅立つとかいうことをする機会は激減しているのだろうと思います。

ぼーっとできる時間、暇な時間が大切だと言われる理由の一つは、退屈だと子ども自身が自ら考えて遊びを生み出したり、どうすれば楽しめるかを工夫したりするというものがあります。ゲームのようにあらかじめルールが決まっている遊びや、習い事でのスポーツなどは、子どもが自由に工夫したり配慮したりする機会はほとんどありません。
これもよく言われることですが、ひと昔、ふた昔前だと、子ども同士が公園などで外遊びをする際、歳の違う子などがいたら、臨機応変にルールを変更したり、野球をしようとして人数が足りなければ、相談してその人数でできるように工夫したりというようなことが当たり前のようにありました。それらは、大人から支持されることなく、子どもたち自身がどうすればみんなで楽しめるかを考え、工夫し、うまくいかなければ試行錯誤したりもして、形としては遊びであるものの、考えるという学びの機会、他者を思いやる経験の機会を得られていたのだろうと思います。

最近の子ども達の多くはそういう機会が激減してしまった上、習い事のほとんどは大人から何かを教えられるところからスタートしますから、子ども自ら考える機会は更に失われていきます。
その上、スケジュールが詰まっていると、ぼーっとする時間もなく、自分で何かを考え工夫する機会は意識して作らなければ得られにくくなってしまうかもしれません。

子どもの成長にとっても、長い目で見た将来に向けても、時間に余裕を持ち、何もすることはない時間を確保することはとても大切なことなのではないかなと思います。

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2023年11月15日 (水)

速すぎない??

今日のあるレッスンでのこと。元々年長の頃からじっくり考えることができていた上、算数のセンスもある子で、分からないときにはきちんと意思表示ができ、何となくわかったという状態のときには、自分が納得できるまでもう一度考えてみようとする、これ以上何も望むことはないような子がいるのですが、意思表示ができるので、気が進まない問題などがあると「いやだなぁ」などと言ったりもします。

先日、小数同士の掛け算の学習をしたとき、まあ、大人でも面倒ですし、中学校以降ではあまり必要なくなるので、好きになる必要はないかもしれませんが、その子にしては珍しく、できればあまりやりたくない単元だったようで、小数同士の掛け算が終わりに近づいたとき、次の学習内容を尋ねてきたほどでした。

順番通りであれば小数同士の割り算をしようと思っていたのですが、少し間をあけたほうがいいかなと思い、本人に確認したところ「うん、それがいい」と言うので、体積や合同な図形の学習を先にして、今日はとうとう途中から小数同士の割り算をすることになりました。
すると、最初のプリントが目に入った途端「うわ」とちょっと嫌そうな反応をしたのですが、最初に1に対して0.1や0.5,0.36などを色を塗って表してもらった後、0.2÷0.1は0.1が2回分だから答えが2になるということを確認した途端、「それならわかるよ」と10問ぐらいあった問題をあっという間に解いてしまい、その速さに驚いていると、更に2枚目の答えが15とか50とかになるようなものまで、本当にあっという間に全問正解で解いてしまいました。
暗算の速さにもとにかくびっくりしましたが、この子は小数÷小数に難色を示していた子????と本当にびっくりしました。
私にはわかりませんが、その子の中で何かが結びついて、瞬時に意味を理解したようです。
それなりに長年色々な子ども達を見てきていますが、未だにしばしば驚かされます。本当に幸せな仕事だなと思います。

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2023年11月14日 (火)

週初めから

残念なことに週初めから、風邪でお休みの連絡が入りました。
来てくれた子の中にもどうも調子が上がらない感じの子がいて、体調を崩す前兆でなければいいなと思います。
しかし、つい先日まで、朝晩と日中の気温差が激しく、日中はまだ夏の名残かのごとく、半袖でも過ごせそうなほどでしたので、それはそれで体調管理が難しそうだと感じていたのですが、そこから一気に11月下旬並みの気温になってしまうと、本当に体がついていかない人も多いのではと思います。小さい子なら尚更かもしれません。

元々こじんまりとした教室で、通ってくれている子達も多くないだけに、お休みの子が増えると寂しいですし、教室としても悩ましいところです。
体調不良でお休みされる場合は、ほとんどの子にとって週1回しかないレッスンですので、できる限り振替でレッスンをお取り頂くようお願いいたします。

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2023年11月13日 (月)

オフ

今日はレッスンはお休みで、母の誕生日でした。
元々母と一緒に出掛ける用があったので、用事がすんだ後、日常の必要な買い物以外、ほとんど出掛けなくなった母と、久しぶりにショッピングに。あまり歩かせてもくたびれるかと思いましたが、本人が大丈夫だというので、あれこれ見て、お祝いを兼ねて何か買おうとするとことごとく拒まれたりしつつも、少しの贈り物と日常の買い物に付き合いました。
少しは楽しんでもらえていたらよいのですが。

本当に寒くなりましたが、明日からまたどうぞよろしくお願いいたします

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2023年11月12日 (日)

オフ

一気に冬のようですね。
うたた寝すると風邪をひきますね、ここまで冷えると…。
皆さまもどうぞご自愛ください。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年11月11日 (土)

不穏な1日(汗)

今日は学校行事でお休みの子もいましたが、最初のレッスンの子は概ね好調。当初めちゃくちゃだった点つなぎが、今日はかなり複雑になって、斜めの線も点を飛ばした難しめのものがあったにも関わらず、点を数えたりすることなく、一気に正しい点に線が引けるようになっていることが多々あって、こんなにも変わったんだなぁとしみじみ感心したりしました。

次のレッスンの子のうち一人は概ねいつも通りだったのですが、もう一人が、最近何かストレスや心配事でもあるのか、前回に続いて今回も、レッスン中、何があった??というタイミングで目に涙がいっぱいになってぽろぽろ泣き出してしまうということがあり、幸い比較的すぐに収まったものの、以前はそんなことがなかっただけに、ちょっと心配しています。

そして、次のレッスンの年長さん。最初はいい感じにスタートしたのですが、途中で反応がおかしくなってきたなと表情を見ると、どうも眠そうだなと。しかし、これまた小さい子にありがちな、眠い?と尋ねても決して認めない状況に陥り、ただ、もうどうにも考えられない様子でしたし、眠いのは間違いなさそうでしたので、ちょっと寝る?と尋ねても拒否。今日はもうおしまいにする?と尋ねても初めはだんまり。おうちの方もあれこれ起こそうとしてくださったり、励ましてくださったりしたのですが、ばしばし叩かれてしまうという…。
さすがに今日はもう無理そうだったのでレッスン時間半分ちょっとで終了となったものの、今度は動くのを嫌がって、おうちの方はご苦労されていました。(そんなときも、おうちの方には甘えているからバシバシ叩いたりするものの、私にはしないんですよね。子どもはちゃんと甘えていい相手を理解しているのでしょうね。)

その後も、イレギュラーのレッスンに来た算数のセンス抜群の子にも、なぜか途中で泣かれてしまい、今日はもうそういう日なんだなと…。
それにしてもなんでだったのか、泣いた子達は、私が怒ったとかではないので、なかなかにもどかしかったです。

来週はみんな元気に楽しくレッスンできますように。

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2023年11月10日 (金)

別人のよう

先週のレッスンは発熱でお休みし、その後インフルエンザだったということで、今週は病み上がりでやってきた高学年さん。
39度台まで熱が出て、結構しんどかったとのことで、調子はどうかなと思ったのですが、ここ1年近く通してみたとしても、最高レベルの好調さ。
その子はもともと結構算数のセンスが感じられる子だったのですが、なぜかある時期以降、宿題の取り組みもいい加減になり、同時に以前はあったはずのセンスがほとんど感じられなくなってしまい、一体何が起きたんだ?と、随分長らく感じていました。
宿題の取り組みに関しては、何度も何度も話をし、それでも響いている感じのないまま数か月。あるとき、自分の過去の話を交えて、私が言っていることがおかしいのなら文句を言って構わないよと話した次のレッスンから、なぜか好調だった頃ぐらい取り組んできてくれるようにはなっていたものの、頭の回転という面ではまだ完全復活という感じではありませんでした。

それが、今回のレッスンは、苦手とする子が少なくない割合の学習の導入だったのですが、ほぼ何も説明なしでどんどん解いていく上に、25%は4分の1だとか、18%分の計算をするのに、20%分から2%分を引くとか、計算の工夫もバンバン使って、それも大半を暗算でクリアしていきました。
当初の予定より多くのプリントをクリアし、1割5分引きなら残るのは85%やから…などを、ほんとに初めてなの??というぐらいの理解度!
高熱を発したことで、何かのきっかけで蓋をされてしまっていた能力の蓋が再び開いたんだろうかと真剣に考えてしまうほどでした。

次回以降もそれが続くといいなぁ。

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2023年11月 9日 (木)

もしかしたら

幼児の時期から塾や教室にお子さんを通わせているご家庭の大半は小学校受験や中学校受験を考えておられることが多いのではないかと思います。
特に、家の近所でとりあえず数字やひらがなを習おうというのではなく、わざわざ探してうちのような小さな教室に来てくださる場合、ほとんどが、幼児期から先の受験を意識しておられるご家庭のお子さんです。
そのため、ご家庭ではまだ特に何もさせていない真っ白の状態で来てくださる幼児さんは限られていて、私自身気づいていなかったのかもと、ある年長さんとレッスンをしていたときに思ったことがあります。

その子は中学時代の同級生の身内のお子さんで、そのご家族自体、勉強や成績をさほど気にしておられないものの、あるお考えで通わせてくれていて、平仮名は数字の書き方はある程度知ってはいましたが、真っ白の状態で来てくれたので、数の学習に関しては私としかしていないようなものだと思います。
その子は、足し算や引き算を考えるとき、何も言わなくてもじっと宙を見ながら考えて答えを言います。間違うときも教具をイメージしているのが分かる、18を13と言ったり、11を16と言ったりというような間違い方をします。
速く答えを出そうとして指を折って数えることはしないので、数えないでねともゆっくりでいいよともいう必要がありません。

もちろん、性格的なものもあるとは思うのですが、その姿を見ていて、もしかして、真っ白の状態で教具などの具体物を使いながら学び始めた子は、大人の側が急がさなければ、自分が見たことがあるものを思い浮かべて考えようとするのが自然なのかもしれない。指を折って数えようとする子は、その方法を誰かに教わり、速く答えを出そうとして数えるようになるのではないか。そんなことを考えました。

積み木や玉、おはじきなどを見せながら、数を確かめて進めていれば、その子にとって「3」は、積み木が3つだったり、おはじきが3つだったりするわけで、指を折って1、2、3と数える行為とは結びつかない段階があるのかもしれないと。
具体物を思い浮かべて答えを出すには、小さい子は初めのうちかなりの時間がかかりますから、それを傍で見ている大人が、分かっていないのかなと思って、数えたらいいと教えたりするのではないかと。それをしなければ、具体物を思い浮かべる、思い浮かべるには多すぎてまだ分からない場合は分からないという反応をするのが、もしかしたら自然なのかもしれないと。

真っ白の状態でスタートしたその子は着々とイメージして考えることを強化しているので、この先、私が邪魔をしなければ、きっとそのまま伸びていってくれるのではないかと、とても楽しみです。

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2023年11月 8日 (水)

感心するし安心もする

ある3年生さんとのレッスンでのこと。順調に進んでいるので、今回は図形の合同の学習をすることになったのですが、小学校の教科書範囲のことなら、その子には何も教える必要がないぐらいのことなので、スラスラと進み、小学校では習わないけれど、中学校では出てくる、中学校受験をするなら知識として持っていてもいいであろう内容に入ったところ、さすがに少し難しかったようで、手助けが必要になりました。
きちんと理解できていそうかどうか反応を見ながら進めたところ、恐らく何となく理解したのではないかと感じたので、今の段階ではそれで十分かなと、先に進めようかと思ったとき、その子が「ちょっと待って。考える。」と言って、今解いた問題を再度じっと見つめ、少しの間黙った後、「うん、わかった。」とひと言。
すごいなぁと思うのは、考えることが当たり前になっていて、仮に分かりにくいところを助けられて分かったと思っても、自分で再度確認するところ。そして、それは誰かにそうしなさいと言われて身に着けたことではないのだろうということも改めて感心します。
じっくり考えることができる子はうちの教室には結構大勢いるものの、難しいと感じたことを、誰かに促されたわけではないのに、納得できるまで自ら考え直すという子はそうそういるものではありません。
こういう子はこの先も安心だなぁと、見ていて嬉しくなります。

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2023年11月 7日 (火)

びっくりしたけど

今日のレッスンで、ある問題の流れで、天ぷらを料理するときには、「茹でるとか、炒めるとか、なんていうか知ってる?」と4年生さんに尋ねたところ、少し悩んだ後で「茹でる?」と言ったので、ちょっとびっくりしつつ、茹でるというのはお湯を使うけど、天ぷらはお湯に入れるの?と尋ねても、「お湯も使う」と。
その後、コロッケやエビフライとかならわかる?と尋ね、それでもすんなりとはいかなかったものの、油で揚げるということを分かってもらえました。
結構驚いたものの、その子は普段かなり忙しくしている子なので、おうちで料理をするところを見る機会があまりないのかもしれないなと思いましたし、仮に料理しているそばにいたとしても、本人に興味がなければ、何を使ってどうしているかは目に入っても見えていないこともあるかもしれません。

また、最近は揚げ物をおうちでは滅多にしないご家庭もあるかもしれませんし、ノンフライヤーなどもあるので、油で揚げるというシーンを目にすることがないご家庭もあるのかもしれません。

そう考えると、算数や国語の問題を作る際、大人の側の「当たり前」が変ってきていることが色々あるのかもしれません。
簡単な例でいうと、トランプで遊んだ経験のない子どもが増えているのは事実で、中にはトランプを知らない子、何となく知っていても枚数やマーク、どんな種類のカードがあるかなどの知識はない子がいるので、確率の問題などでトランプが出てくると、問題を考える以前にトランプが分からなくて解けない子が出てくるわけです。

私も随分歳を取りましたし、我が子もおりませんので、今時の子どもや若者たちの生活、常識というのがあまり把握できていないわけですから、自分の当たり前が子ども達にとっては当たり前ではないかもしれないことに(まだ子どもだからという理由ではなく、経験する機会がないというような意味で)より気を付けていかなくてはと思います。

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2023年11月 6日 (月)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年11月 5日 (日)

オフ

私自身はプロ野球はほとんど見ないのですが、子どもの頃から両親がタイガースファンだったこともあり、日本シリーズは何となく見ていました。
そして、最終第7戦までもつれこんだため、今日は実家で両親と一緒に38年ぶり2回目の日本一の瞬間を見届けることができました。
それにしても、球団史上2回目の日本一だそうですが、1回目を選手で、2回目は監督で経験された岡田監督はすごいですね。
タイガースファンの皆さま、日本一おめでとうございます。

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2023年11月 4日 (土)

やっぱり変わった

前々回のレッスンで突然別人になったかのように点つなぎがかなりしっかりできるようになり、それと共に、こちらからの声掛けに対する反応も、問題を考える際の表情も全て変わった1年生さんがいるのですが、前回はレッスン時間の大半を睡魔と戦っていて、完全に逆戻り状態。学習の伸びは行きつ戻りつになることは知っていますし、小さい子は体調などによってもかなり左右されることも知っていますが、前々回の変化が劇的だったので、幻だったのか?と思ってしまうほどでした。
しかし、今週のレッスンでは、スタート時点からいい表情をしていて、反応もしっかりしてくれていたので、少し期待をしつつレッスンを進めたところ、これまでの感じだとこのぐらいできたらいいかなと思って用意していたものは時間の半分ちょっとで終えてしまい、さらに先に進めることができました。
新しいパズル問題も、抵抗を示されたら保留にしようと思っていたのですが、間違いながらも明るい表情で考え、間違ったところに対してヒントを出すと、できるまで何度も考えようとしてくれました。
今週のレッスンでの表情は終始目に力が感じられ、頭もしっかり働いているのが伝わってきました。
どうやらこれは本格的に変わってきたようだなと、とても嬉しくなりました。
自分の頭でしっかり考えられるようになると子ども自身も嬉しいとか楽しいとか気持ちいいとか、何らかのプラスの感情を抱くようになるので、学習がよい方に向いていきます。
まだ1年生なので、変わり始めたら大きく変わる可能性もありますから、これからが本当に楽しみです。
しかし、改めて点つなぎは大事だということを実感しました。

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2023年11月 3日 (金)

文化の日

今日は祝日ながら、振替なしでみんなレッスンに来てくれる予定でした。
しかし、朝のうちに、上のお子さんが発熱のためお休みとの連絡が入り、念のためということで下のお子さんもお休みさせますとのこと。
インフルエンザは流行っているようなので、ただの風邪だといいのだけどと思いつつ出勤してきたところ、別のお子さんのおうちの方からも連絡があり、体調が悪くて学校行事もお休みしたとのこと。
というわけで、今日は3人もお休みになってしまい、レッスンもなんだか休日モードになりました。(汗)
明日の子達はみんな元気に来てくれますように。

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2023年11月 2日 (木)

嬉しくなる

先日も書いたかもしれませんが、今日も年長さんのレッスンで思わず嬉しくなったことがありました。
このところ、ぐんぐん成長している感じがするのですが、それに伴ってレッスン内容も少しずつ難しくなっても行きます。

小さい子達の場合、課題に対して抵抗感が強ければ保留にしたり、順番を変えたりなど、色々対応できますが、幼児、低学年あたりの子達の場合、その対応をする以前に、本人が難しそうだと感じた途端に泣き出してしまう子が少なからずいて、泣かれてしまうと収まるまでは何もできなくなる上、ああ、泣かせてしまった…と申し訳ない気持ちにもなりますので、できることなら泣く前に意思表示をしてくれたらなぁと思うことがあります。

で、今日の年長さんは、順調にレッスンしていたのですが、ある問題がよくわからなかったようで、表情からも理解できていないのは伝わってきていたので、いったん保留にするか、更に教具を使ってやり取りをするか、どうしようかなと思いかけていたときに、極めて普通の表情で「わからない」と言ってくれました。
ああ、この子は分からないことに対して何もネガティブなイメージを持っていないんだなと、とても嬉しくなりました。
分からないことは悪いことでも何でもありませんし、大人だって分からないことだらけですから、分からないことを素直に伝えられるのも大事な才能だと思うのです。そして、分からないことがネガティブなことではないという風に思っていてほしいとも思います。

学校に行くようになって、テストなどで評価されるようになると、少しずつ変わってしまうのかもしれませんが、できることならずっとこのまま、分からないときは、恥じることなく分からないと言える人でいてほしいなと思います。

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2023年11月 1日 (水)

もどかしい

初めの頃から比べると、変わってきたこともたくさんあり、考えている時間も増えてきているようには感じるものの、まだ一番超えてほしい壁を越えていないように感じてもどかしい1年生さんがいます。
恐らく知能的には比較的恵まれているのだろうと思います。それもあって、小さい頃から先取り先取りでかなりの勉強をしてきたようですし、計算などは小学校の範囲は全て終わっているのではないかと思われます。
たとえ習ってそれを真似て単純計算をするだけとはいえ、何学年も先のことまでできるのはやはりそれに対応できる能力があるからなのは間違いないでしょう。
ただ、早い段階から沢山速くを積み重ねてきた弊害が既にかなり出ているのも感じます。

計算が速い影響なのか、数字を見ると何となく感覚的に計算をしてしまうようで、量の感覚が伴っていないように感じることが多く、その一番大切なところをじっくり考えて自分なりに消化するという段階を経ていないのだろうなと思います。
こちらの教室でも既に小数・分数などをしているのですが、図に色を塗ったりして表すことはスラスラできるのに、なぜかそれがイメージとして頭に浮かばない、もしくは浮かべようとする前に反射的に答えを書いてしまうというような感じで、1kgが1000gと知っているのに、おまけに、0.1は1を10等分したもの、0.01は100等分したものということが書かれているのに、0.1kgは1gと書き、0.01kgは0.1gと。何度か声掛けをしても直るどころか、次は0.1kgは0.01gになりました。

0.1は10分の1と同じということまで既に理解しているのですが、どうにもおかしな答えしか出てこないので、1kgの秤の文字盤の絵を見せて、0.1kgがどこまでか考えてもらいました。
すると、何度かやり取りは必要でしたが、文字盤を10等分した1つ分のここだと答えたので、それを確認して答えを待っていると、0.1kgは10gだというのです。その文字盤には半分のところに500gと書かれているのに…。
絵があるのに見(え)ていないと感じることがしばしばあって、それがなぜなのか、まだ突き止められずにいます。
ただ、その子の場合、そこを乗り越えることができれば、劇的な変化がみられるかもしれないと思うだけに、何とか粘り強く向き合っていかねばと思っています。

幼いうちからお子さんに先取りで学習をさせられる際は、お子さんがイメージを伴っているかどうか、ただの機械的処理になってしまっていないかを気を付けてあげてもらえたらなと切に思います。

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