劇的な変化
おうちで引き算を教えても、どうもうまくいかないということでご縁を頂いた1年生さんは、試しに簡単な点つなぎをしてみてもらったところ、なかなか厳しい状態でした。
おうちの方にも本人にも点つなぎが大事だということを伝えたものの、本人にとっては難しいからやりたくない。やりたくないのにやらなくてはいけないからそれが反映されてよりうまくいかない。何度も消すと、子どもの筆圧なのできれいに線が消えず、ぐちゃぐちゃになって更にやる気を失うという感じで、レッスンのたび、嫌なのはわかるけど、それでも大事で、これがきちんとできるようになれば、算数ももっとできるようになるからと言い聞かせてきました。
夏からレッスンを始めて、最初に比べると少しマシになってきたのは感じていたのですが、今回のレッスン、宿題を取り出した途端、目に留まった点つなぎのプリントを思わず二度見。できるようになるまでしっかり取り組んでもらいたいということもあり、毎回3~4枚渡していたのですが、他のものも確かめてみると、一体何があった??というぐらい、まるで別人が描いたような仕上がりになっていました。
まだ多少間違っているものもありましたが、消しゴムを使う頻度が劇的に減っており、間違いもごく僅か。1問につき1か所程度になっていたのです。
あまりの変わりように本当に驚いて、本人にこれまでと何か見え方が変わったのか尋ねましたが、首をかしげるだけ。
レッスンでも1つ描いてみてもらいましたが、消しゴムを1回使ったものの、自力でさっさと描き上げました。これはやはり本格的に何かが変わったんだなと思い、数のレッスンに進みましたが、「目力」がこれまでとは違っているのを感じました。
ちゃんと考えている、ちゃんと思い浮かべようとしているのが伝わってきて、これは本当に変わり始めたんだなと、とても嬉しくなりました。
それにしても、ここまで劇的な変化を目の当たりにしたのは記憶になく、びっくりしてしまいました。
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