なんかいいな
今日のあるレッスンでのこと。
普段は算数がかなりよくできる、考えることも苦にしない3年生さんなのですが、今日は来たときからなんだかぽ~っとしている感じがして、何かあったのか尋ねても何もないとのことだったので、レッスンを始めました。
スタートすると、普段ならしないようなミスをしたりもしたものの、まずまず順調。面倒な計算もほとんど暗算で解いてしまっていたので、大丈夫そうだなと安心していました。
しかし、面倒な計算を暗算でがんばったりしていたからか、本人的に限界が来たのでしょうか、時間的にはそれを解くだけの時間はまだあったのですが、それで終わろうかなと思っていたプリントの最後の問題を見て、「これ、おうちの宿題にしたい。」と自己申告。「まあいいけど、まだ時間あるよ?」というと、「じゃあとりあえず式書くね。」と言って1つ目の式を書いて、それは暗算で計算。2つ目の式まで書いたというのに(計算の面倒さでいえば、2つ目の式はその子ならさほど悩まず解けそうなものだったのですが)「これは家でやってくるね。」と宣言。
他に少しだけ直しをしたいものがあったので、残りの時間はそちらをすることにしました。
がんばればできなくはないはずなのに、今の自分の心身のコンディションではもうこれ以上考えたくないという状態だったのかもしれませんが、そうやってはっきり意思表示できることがなんかいいなと思いました。
元々算数は好きな子だと思うので、その子が嫌だなと思うのを無理してまでする必要はないと思いますし、そもそも5年生の内容でしたので。
嫌なことでも我慢してしなくてはならない場合ももちろんあると思いますが、嫌という意思表示ができることもとても大切なことだと思います。
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