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2023年9月26日 (火)

考えるのは本当に大切

色々と悩み多きお年頃の高1さんは、中2の初めに来てくれた頃は、習ったことを覚えて解くのが数学という状態で、小学校の頃からそれを積み重ねていた上、算数も苦手だったようで、記憶が曖昧、雰囲気で解くから運が良ければ合うけど、たとえ正解しても、どうしてそれで解けるのかはわかっていないというような状態からのスタートでした。
それが、今ではどの問題もまず自分の頭で考えるようになっていて、高校数学も習ったことを覚えて解こうとするのではなく、考えられることは考えようとしてくれているようです。
もちろん、高校数学になってくると、公式を覚えられるなら覚えてしまった方がいいものも少なからずありますが、忘れてしまったときにお手上げにならないよう、忘れたときでも解く方法がないかを意識してもらうようにしています。
そんなわけで、最近始まったという二次関数も、授業で習ってしまえば、まずは式の変形をして、どこに頂点や軸があるかを求めるということを基本として覚えるよう言われるわけですが、そもそも与えられた式のグラフが放物線になるのが分かっているのなら、xにいくつか値を代入して、そこからどこに頂点や軸があるかを導き出すことだってできるわけです。
算数・数学を解く上で、この「解き方を忘れても考えたら解ける」と思えることが結構大事なのではないかと思います。そして、それは、しっかり考えて解くという経験を積み重ねることでしか身につかないものなのではないかとも思います。

 

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