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2023年9月30日 (土)

ようやく役に立てた気が。

子ども達の中にはもともと数に興味があって、おうちの方が特に教えたわけではないのに、感覚的に理解しているような子がいます。
年長さんのときに来てくれて1年生になったある子もそのタイプのようで、一緒にレッスンするまでに既に100ぐらいまでの足す引くは考えられるようになっているような感じでした。
年長さんだと数以外の課題も色々あるので、もちろん私のフォローが必要なことは色々ありましたが、数に関しては、何も言わなくてできている場合はあれこれ言わないので、1年生になってからも結構長らく、計算などでは私の仕事がほとんどないなぁという感じで来ていました。

20まで、100までの計算がきちんと考えられるようになっていれば、1000までになっても理屈は同じなので、きっとこれもスラスラ行くのだろうと思っていたところ、足し算はほぼ問題なく進んだ後、引き算も300や800などぴったりの数からの引き算は割とすんなりできるようになりました。さすがだなぁ、まだあまり出番がないなと思っていたところ、思いがけず、3桁-3桁の繰り下がりになった途端、これまでで初めて大混乱状態になりました。
100を超えると硬貨を使ったりもするのですが、まだ小さいのでお金を使う機会がなくて、かえって難しいのかもと思ったりもして、今回の宿題の出来次第で、ここは丁寧にやった方がよさそうだなと思っていました。
すると、宿題でも過去にない間違いっぷりで、ああ、この子が初めてイメージできていない場面に出合ったなと。

分かっていることをあれこれ言われるのは面倒だろうと思い、極力先に何か言うことはしないようにしているのですが、今回は「お金使うことがないから、分かりにくいのかもしれないので、分かるまでちょっと見ててくれる?」というと素直にうなずき、実際に硬貨を並べながら、個数を確認し、取れないところは両替をしつつ、何度が見せた後、次はどれをどれに交換するか尋ね、実際にそこから取ってもらったりしつつ、何問か問題を解いてもらい、それを繰り返すうち、そろそろ考えられるようになったのではと感じたので、硬貨を並べずに考えてもらったところ、じっくりじっくり考えながら、きちんと答えが出せるようになりました。
その姿を見ながら、この子の計算の学習で初めてぐらいに役に立てたのかもしれないなと思いました。

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2023年9月29日 (金)

やっと響いたのかな

小さい頃から来てくれていて、真面目にしっかり取り組む性格。算数のセンスもまずまずいいものがあるという印象だった子が、高学年になってから明らかに宿題への取り組みがいい加減になり、思考力の問題集をのらりくらりと、終わらせる予定を半年もずれこませてさえ、やろうとしないままでした。
もちろん、何度も話はしましたし、私個人としては、ここは学校ではないので、そんなにもしたくないのなら無理に教室に来る必要はないわけですし、来るのであればやるべきことはしてほしい。1,2回ならまだしも、何か月にも渡って伝えていることを無視し続けられている状態で、気持ちの良いレッスンはできるはずもなく…。

それでも全く響かぬまま、前回、「これ、やるの忘れてました」と(宿題を一切しないというわけではなく、プリントなどはある程度してくるのですが、なぜかその問題集はずっと放置されていて、学年を考えても次の問題集か更にその次に進んでいたいということも何度も伝えているのですが…)出してきたので、もうさすがに何をどう考えているのか理解できず、これまでで一番こんこんと、思いを伝えました。

自分の高校時代の話などもして、もしその子があの頃の自分のように限界までがんばっているのに「なんでがんばらないんだ」と言われているのであれば、それは気の毒な話ですから、もしそうなら謝るよ、文句言っていいよ?と言いました。
恐らくその子ならもっとできるはずだし、限界までがんばらなくても十分終わるような内容のはずですから、理不尽なことを要求しているはずはないと思いましたが、あまりにもやってくれないのは、私が思い違いをしているのかもと、もしそうなら本当に謝らないといけないと思っていました。

でも、その子は文句はないと、言われても仕方ないという反応だったので、今回のレッスンはどうだろうと、内心かなりドキドキしていました。(もしこれでもやってこなければ、もう一緒にレッスンできないかもしれないとまで思っていましたので…。)
すると、ようやく半年がかりで仕上げてきていて、間違いはあったものの、考えた後がきちんと残されており、間違い直しもさほど時間もかからずに終えることができました。
取り組みが随分いい加減になって数か月経っていたのですが、今日は久しぶりにしっかり考えてよくできるその子を見ることができ、本当にほっとしました。

 

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2023年9月28日 (木)

思いがけない反応

元々はその子自身は算数で困っていることもない状態でレッスンに来てくれることになり、当初はしっかり考えて取り組んでくれていたのが、いつからかほぼ全くというほど宿題をしないで来るようになり、何度も話もしましたし、おうちの方にも様子を伺ったりもしたのですが、うちの宿題をしないというだけでなく、全般に後回しにしていてちょっと気になっているということでした。

宿題をしないのにレッスンには来るし、来たらそれなりに真面目に取り組んでくれるだけに、宿題をしたくないというよりはゲームなどの誘惑に負け続けているような気もして、その辺りのこともおうちの方とお話したところ、何があったのかはわかりませんが、ここのところまたちょっと前向きに取り組んでくれるようになりました。

そんな中、レッスンも割と楽しそうに取り組んでくれるものの、最後、ぐっと詰めて考えてほしいところを適当に済ませようとしたので、日頃思っていることではありますが、その子に、これからの時代、簡単なことは何でも機械やロボットがするようになるんだから、ただ計算するだけとかなら絶対人間は機械に叶わないよ?考えるからこそ人間なんだし、考えなかったらこれから困ると思うのよねというようなことを言ったところ、

「ほんまやな!」

と、思いがけない反応が返ってきました。「コンピュータずるいわ」とも言っていましたが。(笑)

ですが、実際のところ、人工知能と呼ばれるものまで広く世に浸透し始めたわけですから、今後ますます考えない人は重要な仕事に就くことはできなくなるでしょうし、状況的に労働力は足りなくなっていくようなので、仕事がないということにはならないにせよ、自分の頭でしっかり考えられない人が就きたい仕事に就くことはどんどん難しくなっていくのではないかなと思いますので、その子に何かほんの少しでも響いたのならよかったなと思います。

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2023年9月27日 (水)

色々考えられる

教えること、パターン化して覚えさせることのデメリットの一つに、柔軟な発想をしなくなるということがあるのかなと思います。
ワークブックや問題集によっては(というより、大半のものが)初めに例題とその解法を書いてから、その類題を解かせるとか、問題のそばにヒントと称して解き方を書いていることがあります。
ですが、問題によってはその解き方より簡単な方法があったり、パターンをわざわざ覚えなくても少し書き出してみたりすれば解けたりするものが少なくありません。
今日のあるレッスンで、ワークブックに手掛かりとして2つの線分図が描かれていて、与えられた数値などが書きこまれていました。ですが、自分で描いたわけでもない線分図とそこそこ難しい問題の組み合わせは、どう考えたらいいかなというところからスタートしないこともあり、与えられた数値などを適当にあれこれ計算して、どうして?と思うような答えを導き出しました。
その子はじっくり考えることがまだ苦手なので尚更なのですが、それでも、仮に自分で図を描けばここまでの状態にはならないだろうという気もしました。
そして、少なくともその問題は線分図を描かなくても、その子自身で考えられる別の方法があるように思い、少しだけ助け舟を出したところ、やはり、それまでは自分で何をしているかわかっていなさそうだったのが、考え方に気づいたようでした。
パターンなどを教える場合、あくまでも子ども自身が考えた後、必要であればという順にした方が、効果があるのは確かだと思います。
ご家庭で指導される場合などは意識して頂くといいのではと。

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2023年9月26日 (火)

考えるのは本当に大切

色々と悩み多きお年頃の高1さんは、中2の初めに来てくれた頃は、習ったことを覚えて解くのが数学という状態で、小学校の頃からそれを積み重ねていた上、算数も苦手だったようで、記憶が曖昧、雰囲気で解くから運が良ければ合うけど、たとえ正解しても、どうしてそれで解けるのかはわかっていないというような状態からのスタートでした。
それが、今ではどの問題もまず自分の頭で考えるようになっていて、高校数学も習ったことを覚えて解こうとするのではなく、考えられることは考えようとしてくれているようです。
もちろん、高校数学になってくると、公式を覚えられるなら覚えてしまった方がいいものも少なからずありますが、忘れてしまったときにお手上げにならないよう、忘れたときでも解く方法がないかを意識してもらうようにしています。
そんなわけで、最近始まったという二次関数も、授業で習ってしまえば、まずは式の変形をして、どこに頂点や軸があるかを求めるということを基本として覚えるよう言われるわけですが、そもそも与えられた式のグラフが放物線になるのが分かっているのなら、xにいくつか値を代入して、そこからどこに頂点や軸があるかを導き出すことだってできるわけです。
算数・数学を解く上で、この「解き方を忘れても考えたら解ける」と思えることが結構大事なのではないかと思います。そして、それは、しっかり考えて解くという経験を積み重ねることでしか身につかないものなのではないかとも思います。

 

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2023年9月25日 (月)

暑さ寒さも…。

すっかり秋めいてきましたね。今日は大型書店に用があったので久しぶりに三宮に出ましたが、お天気でも汗をかかない気温で助かりました。
また暑い日が戻ってくるような予報も目にしましたが、日差しは確実に秋を感じられるようになりましたね。
土曜がお休みだったので、3日レッスンがなく、あれこれしようと思っていたのですが、実家の用などを少ししたほかはほぼ非生産的休日を過ごしてしまいました…。
9月もあっという間に最終週。今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年9月24日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年9月23日 (土)

秋分の日

今日は秋分の日の祝日、今月は土曜が5回あるので、レッスンはお休みでした。
彼岸の中日ということもあり、お墓参りと、実家におはぎを持って顔を出してきました。
それにしても、今週はレッスンをしていても、日が短くなったのをしみじみ感じましたし、気温も随分下がってきました。あまりに暑い日が続いて、30度とか28℃とかの表示を見ると、今日は涼しい!と思ってしまうのもちょっとどうなのかとは思いますが…。
このまま涼しくなってくれるといいなと思いますが、台風の季節にもなるんでしょうか…。

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2023年9月22日 (金)

突き詰めて考える

小さい子達は、大抵の場合、大人が邪魔をしない限り、考えるということは当たり前のようにしてくれるのですが、問題を自分で考えて解くより先に、誰かから教わって解くことが当たり前になってしまった子などの場合、本当の意味で「考えて理解する」ということがなかなか伝わらないことがあります。

そういう子達も、全く何も考えていないわけではなく、その子なりに「考えて」はいるようですが、どうしてそう考えたのか、なぜそれが答えになるのかなど、「どうして」「なぜ」を尋ねると説明ができない、つまり、自分で納得していない状態ということがあるのです。

今日のレッスンでも、計算の工夫の問題を考えていた子が、101×101で悩んでいたので、まずは100×101の答えを考えてもらいました。それ自体もなんだか苦労していましたが10100と答えが出たので、100円のものが101個で10100円だったら、101円のものが101個でいくらになるか尋ねたところ、少し考えて100円増えると答えました。そこで、どうして100円増えるのか尋ねるとだんまり。この子に限ったことではありませんが、しっかり考えて自分で納得がいっているのでない場合、しばしば、そういう尋ね方をされると間違っているんだなと受け止めて、またも深く考えずに「101円?」というような尋ね方をしてくることがあります。

私にはその手は通用しないですし、子どもが正解を書いていても、表情を見て、しっかり理解できた感じがしなければ、どう考えたのか尋ねたりしますから、深く考えていない子は合っている答えを消したりもします。

因みに、自分で納得していないのに、100でないなら101かという流れでマルをもらっても、本人に達成感や満足感などはほぼありません。(自分で考えない状態がかなり深刻な子などは、分かっていようがいまいが、ただマルがもらえることに喜びを感じることもありますが。)そして、それでは算数の力、考える力はつきません。

算数の力を伸ばしたいのであれば、突き詰めて考えるということは何より大切なことかもしれませんね。

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2023年9月21日 (木)

自信

来てくれることになったきっかけは高学年に差し掛かって、算数が完全に苦手になっているということだったのですが、紆余曲折ありながらも、3年目を迎えた今年度はスタートから好調をキープしていて、おうちの方に伺った話では、1学期、算数で初めてよくできるが1つついたのだと教えてくださいました。

そのときに、最近は算数に少し自信が出てきている反面、国語の漢字が…という話を伺ったので、好きではないものを自分でコツコツ取り組むのは大変かもしれないと思い、本人に、算数が順調で少し余裕があるから、ここで少しだけ国語の漢字を一緒にする?と尋ねてみました。

もちろん、せっかく1つ自信がつき始めたときに苦手なものもがんばれというのは悪手だということは知っているので、国語は宿題にもしないし、嫌なら別に無理しなくていいよと、あくまでも本人の希望があればということで尋ねたところ、割とすんなり「うん、やる」と言ったので、負担に感じない程度でやってみることにしました。

今日はその1回目だったのですが、初っ端から、ああ、漢字もだけど、語彙もあまり多くないんだろうなという感じで、知らない言葉を1つ1つ辞書を調べてもらったりと、時間も手間もかかる状態だったのですが、嫌がる様子はなく取り組んでくれました。
元々、負担に感じるのなら無理にしても身に付きづらいのは分かっているので、国語は宿題にするつもりもなく、宿題はないけど、テキストを預かっておくか持って帰るか尋ねたところ、初めは預かって…と言いかけたのですが、「いや、家でやろっかな」と思いがけない答えが返ってきました。

まずは国語や漢字に対する気持ちが少しでも前向きになればというところを目指したいので、「持って帰って、やらなくても、次ちゃんと持ってきてくれたらいいから」と伝えて渡しました。

少なくとも強制されたわけではなく、自ら漢字をすると選択し、更には持って帰ってちょっとやろうかなとまで思えたのは、きっと算数に少し自信が持てるようになったからというのが大きいのではないかなと思います。
自信を持つことは本当に大切なんだなぁとしみじみ思いました。

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2023年9月20日 (水)

乗り越えてもらうしか

子ども達に取り組んでもらう課題の中に、タングラムや色板など色々な教具を使って、お手本と同じ形を作るというようなものがあります。
何も言わなくても楽しそうにスイスイ完成させる子もいる一方で、大人から見れば極めて簡単に見えるようなものでも、かなり苦戦する子もいます。

特に一緒にレッスンをするようになって日が浅い子の中には、絶対そこにそれは合わないでしょ?と思うようなものを置いてみたり、そこにそれを置くのはもう3回目なんだけど…というように何度も同じものを同じところに置いてみたり、お手本から明らかにはみ出しているのに気づいていなかったりなど、様々に、なんで??と思うようなことをする子がいます。
ですが、そういう子達もだんだんと辺の長さや角の大きさなどの感覚を、自ら会得していくようで、いつまでもできないままという子にはこれまで出会ったことはありません。
当の本人も、できるようになってしまえば、過去にあり得ないようなものを置いていた記憶などはきれいさっぱり消え去っていそうな雰囲気です。

ですが、例えば、絶対それは合わないよと思うものを置いてしまう段階、同じものを何度も置いてしまう段階を経ず、大人の側が、それはそこには合わないでしょ?そこはこれが合うんじゃない?などと、あれこれ手助けをしてしまったら、その場では完成するかもしれませんが、本人が会得したわけではありませんから、ひとりで完成させることはなかなか難しいままでしょう。

形を作る課題に限ったことではありませんが、教えてできるようになったことは、しばしば「その場限り」になることがあります。

子ども達が悩んでいたら、助けてあげたほうが大人も楽ですし、心も痛まずに済みますが、結果的にそれが子どもの力を奪っているとしたら、助けなかった結果、意地悪な先生だと思われるぐらい、いくらでも我慢できます。
もちろん、全くどうにもならない状態の子をほったらかしにするのは論外ですが、全体を見るようにとか、辺の長さ、角の大きさに目を向けるような声掛けをしたりするにとどめ、子ども自身が課題を乗り越え、力を獲得してくれるよう促していくことが大切だと思います。

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2023年9月19日 (火)

教えるか気づかせるか

子ども達とレッスンをしていて、解き方や考え方を教えるのはほとんどの場合とても簡単ながら、教えられた方は記憶に残りにくいことも知っているので、できる限り子ども自身に気づいてもらうよう、子ども自身の考え方で解けるよう、手助けは最小限にとどめるようにしています。

今日のレッスンで、ある4年生さんが、カレンダーの8,9,10の3つの和は27ですが、別の並んだ3つの日付の和が87だったとすると、どの3つの数か求めなさいというような問題を解くのに、手は動いているので少し様子を見ていると、とりあえず3つの数を足してみて、87になるところを探すという方法で解いていました。
もちろん、それでも答えは出ますし、どうしていいか分からず固まってしまうよりは遥かにいいのですが、そういう問題はとりあえず見当をつけて計算してみるという方法で解くことを求めてはいないので、答えを出した後で、もっと別の方法はないか尋ねてみました。

その後お迎えに来られたおうちの方にその問題のことをお話すると、同じような問題をやったことがあり、そのときに考え方を教えたとおっしゃったのですが、少なくとも今日のその子はきれいさっぱり忘れている状態でした。
このような問題であれば、3で割った答えが真ん中の数になるのだと教えることは極めて簡単ですし、教えた後でどうしてそうなるか理由を説明することももちろん簡単です。
でも、それをして、どれだけ子どもの記憶に残るかといえば、正直言ってかなり期待薄だろうと思います。(もちろん繰り返し同じような問題をすれば定着はするかと思いますが。)

ですので、計算が簡単そうなところで、19,20,21の3つの和は60だし、14,15,16の3つの和は45、横ではなく縦の2,9,16の3つの和も27と、いくつか例を挙げてみましたが、まだ反応なし。8,9,10,11,12の5つの和は50とかも挙げてみましたが、まだダメ。その後あれこれ、ほぼ答えに近いようなことまで言って、どうやらようやく気付いたようですが、それでもただ教えられるよりはその子なりに、どういうことだろうと考えた分、多少は印象に残ったのではないかと思います。

もちろん、この問題の場合は、27に比べて87は60増えているから、それぞれ20増えたというような考え方も可能ですから、尚更解き方を一つだけ教えることはしたくありませんし、何も言わなくても気づく子もいるので、最初に教えることはもちろんしません。
自分で考えて気づく気持ちよさを、ひとりでも多くの子に、少しでも多く感じてほしいと思います。

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2023年9月18日 (月)

敬老の日

世の中3連休の方も多かったようですが、私はいつもと変わらぬ2連休。
それにしても9月も半ばすぎというのに、今日も暑かったですね。

明日からまた1週間、どうぞよろしくお願いいたします。

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2023年9月17日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年9月16日 (土)

そうだったのね…。

年長の頃からレッスンをさせてもらっていて、その子にとっての算数はここで始まったと言っていいぐらいの高学年さんとのレッスンでのこと。
ベテランさんなので、普段は特に何も言わなくても自分なりにあれこれ考えて答えを出してくれるのですが、今回のレッスンではどうも反応が鈍い。先週末以降、睡魔と戦ったり、頭が働いていなさそうだったりする子が続出しているので、その子も珍しくそうなのかなと思ったのですが、レッスン終盤、お迎えに来られたおうちの方が、普段はそんなこと言わないのに、今している単元はちょっと苦手みたいですとのこと。

小数同士の割り算で、おまけにその前に小数同士の掛け算をした後だったことや、おうちの方のアドバイスが仇となったようであることなど、普段時間をかけて納得するタイプのその子には、掛け算の考え方に引っ張られて、点を移動させる意味が納得できていない段階なのかもしれないということが分かりました。

もちろん、スッキリした表情をしてくれなければ、どの子に対しても、手を変え、品を変え、納得してもらえるところを探るので、その子にも単位があるものを使って、キログラムだと小数になってしまうものをグラムに直してもらったり、リットルをデシリットルやミリリットルに直してもらったりしつつ、その子が納得できるところを探しました。

今回のレッスンでは完全にスッキリというところまでは時間が足りませんでしたが、理解する力がある子に対して、単に点を同じだけ動かせばいいという解き方のみを覚えさせるのは、なぜそれで解けるのかわからないままになるので、避けたいと思っています。
分かりにくいときにそれを言える子の場合はいいのですが、口に出すのが苦手な子もいるので、よりしっかり反応を見ておかなくてはと思います。

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2023年9月15日 (金)

本当の力にするには

子ども達とレッスンをしていると時々、「お父さんが教えてくれた」とか「お母さんに教えてもらった」、ご家族などに勉強に関する何かを教えてもらったと嬉しそうに話す子がいます。
もちろん、内容によっては教えてもらって覚えることがその子のためになることもたくさんあるわけですが(例えば、言葉など、覚えるしかないことは人からか本やテレビなどから学ぶわけですから、そういうもので子どもが知らないものをおうちの方が教えるというのは大いに役立つと思いますので)、こと算数に関しては、ただ解き方を教えるというのは、子どもの力にならない場合がかなり多いように思います。

今日のあるレッスンで、小数は後ろの0は消すけど、途中の0は消さないということをお母さんに教えてもらったという子がいました。その子はまだ学校などでは全く小数を学んではおらず、ほぼ真っ白の状態でレッスンをさせてもらえたのですが、途中の0を消すかどうか、まず自分で考えてみましょうという問題の答えにそう書いて、お母さんが教えてくれたと嬉しそうに言いました。そこで、「どうして途中の0は消したらダメなの?」と尋ねてみたところ、きょとんとしたまま固まってしまいました。

子ども達に時々話すのですが、例えば、意味も知らない英語の単語を覚えて、それが書けたとしても、意味が分からなければ「覚えてすごい」と言ってもらえたとしても、役に立たないよね?覚えた単語の意味が分かっていなければ、どう使うかもわからないしねと。
しかし、なぜか算数に関しては解法だけを教えてしまわれることが少なからずあり、子どもは教えてもらったものをただ覚えるだけ。ですが、受け身で覚えたものは忘れやすく、極端な話をすれば、途中の0は消すけど、後ろの0は消さないんだったかな?と混乱する可能性だってあるわけです。

子どもに解き方などを教える場合には、せめて、なぜそれで解けるのか、小数の0を消す、消さないの話であれば、例えば1.5と1.05は数直線で違う場所だから、途中の0を消したら大きさが変ってしまうなど、理由がきちんと分かっている状態にしてあげてほしいと思います。
もちろん、学年が上がって、受験などのリミットがあり、とにかく覚えてやっつけるしかないというような状況であれば話は別ですが、小さいうちから先取り学習をされるのであれば、その学習効果が薄くなってしまわないよう、算数で解き方だけを教えるということは極力避けたほうが子どものためなのではないかと思います。

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2023年9月14日 (木)

笑うのは大事

子ども達とレッスンをしていて時々感じるのは、笑うことはとても大事なのかもしれないなということです。
もちろん、辛い、苦しいというより、楽しい、嬉しいのほうがいいのは当然ですし、そもそも、嫌いなことはなかなか身につかず、好きなこと、興味があることは労せず身に付くということは以前から言われていますので、楽しくて笑顔が出るのは学ぶ上でも効果的なのは確かでしょう。

ただ、楽しいから笑顔になるというのとは別に、例えば算数が好きではない子が、全く関係ないことで笑った後は頭の働きがよくなっているように感じることがあります。
以前読んだ本で、脳は騙されやすいので、辛いことがあったり悩んだりしているときでも、口角を上げて笑顔を作れば、気持ちが軽くなるというようなことが書かれていて、ほんとかなぁ?と思い、別に何も楽しいことがないときに、ただ口角を上げて笑顔を作ってみたところ、うわ、ほんとや!!なんかちょっと楽しい気持ちになるわ!と驚いたことがあります。

算数が好き、考えることが苦にならないという子達は、解けた時の快感を既に知っているからいいのですが、そうでない子の場合、もちろん真剣に考えてもらわなくては力は付かないものの、煮詰まっているときには何か笑える話題をしてみたり、それこそ、楽しくなくても笑ってみることも、もしかすると効果があるのかもしれないなと思います。

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2023年9月13日 (水)

今日も不調な子達が…。

このところ、連日睡魔と戦う子がいるのですが、今日もまた、普段はかなりよくできる子が、来たときから反応も何かおかしいなと思ったのですが、残念ながらかなりの不調。途中眠そうにしている時間もありました。因みにこの子とレッスンするようになってもう4年目ですが、レッスン中に眠そうにした記憶は、少なくともここ2年以上ないような気がするので、え?この子まで??と思いました。

しかし!!その後に来た、こちらはもう6年目のお付き合いの子は、その子がレッスン中に睡魔に負けそうになった瞬間を見た記憶がないというのに、その子まで眠そうにしているではないですか!!
もう本当に一体何が起きているのでしょう…。季節の変わり目で夏の疲れが出始めているとかなのでしょうか…。

疲れて眠いと、どうがんばっても頭は働きませんし、本当に悩ましいところです。
今週いっぱいぐらいでみんなが復調してくれるといいのですが。

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2023年9月12日 (火)

もやもやした表情

今日も眠そうだったり、不調な子が何人か。
眠い分には頭が働かないのは分かるのですが、何か考えていそうではあるものの、目に全く力がない状態に陥った子もいて、頭がよく働いている顔、考えているときのいい顔、きちんと解けて満足した顔というのをここのところあまり見られていない気がします…。

今日のレッスンでも、小数の足し算、引き算を考えてもらった子が、足し算しているのに初めの数より小さい数の答えを書いたり、引き算しているのにはるか大きな数の答えを書いたりしていて、本人に響くまで何度も何度も繰り返し言うしかないなと思いながら、私は速くしてとは言っていないよ、書いて違っていたらまた直してを何度も繰り返すのはちゃんと考えていないってことだよ、テストなら最初の1回しか答えられないよ、考え方が合っていて計算ミスをしたとかはまだいいけど、絶対そんな答えにならない(足し算なのに小さくなるとか、引き算なのに大きくなるとか)答えを書かれるのは悲しい、そんなことを真剣に伝えました。

1-0.25の答えを75と書いているというような、点をつけ忘れているような間違いもいくつもあったので、例えば、点を打ち忘れているよというような声掛けをすることも可能でしょうし、それを言われたら正解になるかもしれませんが、ここで大切なのは、例えば1から0.25を引くと、答えは1より小さくなるということが感覚的に理解できているかどうかなのです。

小さい頃から一緒にレッスンしている子だとそういう子はいないのですが、よその教室などで計算をたくさん練習してから来てくれた子達の中には筆算で答えは出るけど、例えばずらして書くのを間違えて、桁が違う答えになっているのを、そんな小さい答えにはならないよね?と指摘しても全くぴんと来ず、ただ計算をし直し、今度は合っているか?というような反応をする子がちらほらいます。
感覚がないまま計算練習だけすると、その答えが合っていそうか合っていなさそうかを自分で判断できない子になってしまうことがあるのは事実なので、そこは本当に気を付けてほしいところです。

そういう子達が、自分の頭でしっかり考えて、意味を理解したうえで解けたときの気持ちよさを積み重ねてくれることを祈りつつ、これからもレッスンをしたいと思います。

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2023年9月11日 (月)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年9月10日 (日)

オフ

バスケットのワールドカップが終わり、ラグビーのワールドカップが始まりましたね。
ラグビー、初戦快勝で何よりでした。

今日は更新お休みします。

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2023年9月 9日 (土)

今日は眠い日なのかしら…。

土曜とはいえ、学校が本格的に始まって1週間ほど経つからでしょうか、今日はなぜかレッスンに来た子達がほぼ軒並み睡魔と戦うという状況に…。
がんばろうという姿勢は感じられるものの、一瞬動いたかと思えばすぐ手が止まったり、気づけば瞼が下りてきていたり、ひどい子は1時間のうち50分以上睡魔と戦っていたのではなかろうかという状況でした。

眠いと当然頭は働きませんし、思ったように進みませんから、今日は順調だった子はひとりだけでした。

ようやく朝晩は多少涼しくなってきて、今日は日中も多少しのぎやすかったように思うのですが、季節が移り替わる時期だから、余計調子が狂うということもあるんでしょうか。
来週のレッスンはどんな状態になるかちょっと心配ではありますが、せめて私は睡魔に襲われることのないよう、しっかり体調管理をしようと思います。

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2023年9月 8日 (金)

書いているのに見えていない

今日のレッスンで、別の時間のレッスンの子達が持ってきた宿題のプリントの答えを見て、なんとも悲しい気持ちになりました。
いい加減にするのなら、やっても全く意味がないので(むしろ、時間も鉛筆の芯も無駄になる上、それを見せられた私の精神衛生的にもマイナスになるので)それならやらなくてもいいという話は、いい加減な答えを書いて持ってきた子には必ずします。
適当にやってマルをもらっても、それでは一切賢くならないから、自分の力にならないということももちろん話します。
にもかかわらず、どう見てもあり得ない答えを書いて持ってこられると、ああ、まだ伝わらないのか…ととても悲しくなりますし、本人も、そんなものを持ってきたら、私が不機嫌になることぐらいわかるだろうに…とやるせなくなります。

どんなものかと言えば、例えば95×12の答えが200より小さかったりというように、桁が違うあり得ない答えが多発していました。
文章問題だったので、考え方自体は合っているのに、解けているものはないというプリントもあって、悲しくなりながらも、95は2回でもその答えより大きくなるよね?と声をかけ、再度考えてもらおうとしたものの、なぜか動き出さないので、「95が10回と2回よね?」と言ったところ、次に出てきた答えは95×10×2をしたものでした。
結局は数字を見ているだけで、量などの感覚はないんだなと、面倒かもしれないけど、足し算で表してくれるよう伝えたところ、95+95+と12回足す式を書いたので、「うん、そういうことよね?じゃあ解けるよね?」と言って待っていたのですが、なぜか今度は90×10と5×12で960というような、なんとも謎めいた答えが…。

もちろん、どの子も数量感覚が身についているということはありませんし、そもそも算数が好きではない子の場合、楽しく考えるというのは無理かもしれません。気乗りがしないのに考えるというのは結構辛くもありますので、ここは学校ではないので、どうにも嫌でやりたくないのであれば、無理して通う必要もないのです。(必要なときにはそういう話も子どもにします。)

別の子も、底辺9㎝、高さ6㎝の平行四辺形と高さが同じで上底が6㎝の台形の下底は何㎝かという問題で、9㎝と答えていました。平行四辺形は上も下も9㎝なのに、上が6㎝、下が9㎝の台形と面積が一緒になるはずがないことは、少しでも形をイメージすればわかるはずで、念のため、平行四辺形の図を描いておいたというのに、その答えを見せられ、そのほかにも見た瞬間絶対あり得ない答えが多発…。

その子達は2人とも、教室でレッスン中は集中して考える子たちなので尚更、いい加減に取り組んでいるであろうことが想像できるので、伝わらなさに無力感を感じます…。

自分で考えてあれこれ書く・描く場合は、自分の頭で考えているから見えるのでしょうけれど、どう書くの?などと促されて書くと、見え方が違うのかもしれませんね。私ももっと覚悟を決めて、教室を始めた頃のように、時には1時間のレッスンで1問しか解けないことがあってもいいと腹をくくって根競べする必要があるのかもしれません。

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2023年9月 7日 (木)

ちゃんと言えるのはえらい。

先週は水曜、木曜が5週目でお休みだったので、今日のレッスンの子は2週間ぶりの木曜でした。最初のレッスンに来た年長さんは、来たときからなんとなくいつもと様子が違い、疲れているのか、1週空いたのでちょっと人見知りが発動しているのか、なんだろうなと思いつつ、レッスンを始めました。
見ていると、途中瞼が重そうになったりもしていたので、眠かったから今一つ元気がなかったのかもしれませんが、今日感心したのは、恐らく見た目が難しそうに感じたらしいある課題を「これ嫌」と言ったことです。
小さい子達は、見た目が難しそうとか、できない気がすると思うと、何も言わずに泣き出す子がいるのですが、今日の子は特に表情を崩すでもなく、多少嫌そうな顔をしながら、きちんと自分の意思を伝えてくれたので、いいなぁと思いました。
ただ、嫌がったものの、実はそんなに難しくはないものだったので、少しだけ声掛けをしたところ、結局はあっさりクリアしてくれたのですが。

勉強より何より、まず自分の気持ちをきちんと伝えられるかはとても大事なことだと思いますし、もちろん、嫌でも避けて通れないこともありますが、嫌なことは嫌と言えるのも大事なことです。

眠そうだったり、1週お休みだったりで、今日は目覚ましい成長に驚かされるとまではいきませんでしたが、それでもやはり嬉しいレッスンではありました。

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2023年9月 6日 (水)

一体いつまで…。

夏の間、教室に通ってくれている子達のご家庭からは新型コロナ感染のお知らせはほぼなかったものの、検査が有料化されて以降、検査自体を受けない人も増えていたり、風邪だと判断して自宅療養で済ませている人もいるようですから、実際のところは分かりません。
そして、インターネット上では感染者が増えているとか、かなり医療がひっ迫している地域が出てきているとかいう情報を目にしていましたが、ここにきて、テレビでも新型コロナとインフルエンザがダブル流行して、学級閉鎖も増えているというような話題が取り上げられ始めました。
咳止めなどの薬も不足しているとか…。

学校が本格再開しましたし、新たな変異株が増え始め、感染力が強まっている可能性がというような話も見聞きするだけに、一体いつまで気を付けていればいいのか、何をきっかけにマスクを外せばいいのか、結構悩ましいところです…。

コロナ後遺症で仕事ができない方も少なくないようですし、私の両親は結構な高齢ですので、色々なことを考えれば考えるほど、やはり感染はできる限り避けたい(かかったらかかったときとは思えない)ので、早く弱毒化してくれるか、しっかり効く内服薬が十分に広まるかしてくれないものかと…。

お子さん達は元気であればもちろんご家庭の判断でマスクは外してもらって大丈夫ですが、軽い風邪などの症状があって、咳や鼻がという場合はマスクを着用してきてください。(もちろん、熱がある場合や症状が重い場合はお休みしてください。)
医療がひっ迫すると、コロナ以外の病気やケガの方にも影響があり、一刻を争うような方が医療逼迫の影響で命を落とすこともあると思うと、気にしすぎと言われてもやはり気になりますので…。

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2023年9月 5日 (火)

頭の中を見てみたい…。

8月1か月お休みしていた高学年さんと久しぶりのレッスン。塾の夏期講習などは受けていたようなので、頭は使っていたはずですが、前回もひと月空いてレッスンに来たときには、せっかく随分考えられるようになっていたのに、教えられて、それを使って解く勉強をメインでした後だったので(一般的な塾だとそうなるのが普通なので)、またふりだしに戻ったような印象を受けたので、今回も心配していました。

すると、残念ながら悪い予感は的中してしまったようで、一体何がどうなっているのか、次々におかしな答えが…。
特に驚いたのが、半円や扇形などと直線を組み合わせてできた図形の周りの長さを求める問題で、軒並み引き算が出てくるのです。
例えば、ドーナツを半分に切ったような形で、外側の半円の弧の長さ、内側の半円の弧の長さは計算できているのに、なぜか長い方から短い方を引くのです。ほかの問題でも軒並み、どこかで引き算が出てきて、あり得ない答えが出てくることが続き、面積ではないことを念押しし、周りの意味が分かっていないといけないので、周りはどこかなぞってもらい、合っているのを確かめた上でも、なかなか正解に辿り着きません。
ふざけているわけでもなく、何かを考えているようだというのは分かるのですが、いくら言っても響いていない感じと、長さだと言っているのに何か全く違うことを考えていそうな感じとで、すごくもやもやしたレッスンになりました…。
月からは一応毎週来てくれる予定ですが、どのぐらいで復活してくれるか気懸りです…。

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2023年9月 4日 (月)

オフ

今日も更新お休みします。
明日からまたどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年9月 3日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年9月 2日 (土)

睡魔

昨日のレッスンでも低学年さんが一人、今日も同じく低学年さんが一人、レッスン途中で睡魔と戦っていました。
眠くなったらどうしようもないので、立ち上がったり、お茶を飲んだり、少し歩いたり、どうにかして目を覚ましてもらえるよう働きかけますが、体力がついてくるまではある程度仕方ないところもあるのかもしれません。

教室を始めた年に来てくれた、当時2年生だった男の子はレッスンが始まって少し経つと必ず睡魔に襲われ、がんばって起きようとする努力はひしひしと伝わってくるものの、ひどいときはレッスン時間の半分ぐらい使い物にならないなんてこともありました。
私もまだ1年目で経験も少なく、目が覚めそうなことをあれこれ試してもらいましたが、ごく一時的に目覚めることはあっても、どうにもならないことのほうが多かったのを覚えています。
眠くないときは結構できる子だったので、レッスンを嫌がることはなく、どうすれば眠くならずに済むか真剣に悩んでいたのですが、結局は高学年に差し掛かって体力がついたのか、ある時を境にぱたっとその悩みから解放されたのはちょっと驚きました。

その後はその子との経験などもあり、どうしようもなく眠いときは思い切って5~10分程度寝かせてしまって、その分レッスンを延長するようなこともありますし、上述のように、立ち上がったり、水分補給をしたり、動いたりと何かしら試してもらうようになりました。
一番いいのはレッスン前に15分(それ以上長いと目覚めが悪くなって逆効果だそうなので)仮眠してからレッスンに来てもらうことかなと思いますが、睡魔と戦う低学年さんたちがいつ戦いに打ち勝てるようになるかも、その子の成長を見るようで楽しみでもあります。

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2023年9月 1日 (金)

9月初日

今日はお休みの子もおらず、9月初日はみんな元気にレッスンに取り組んでくれたのですが、お休みボケを引きずっているんだろうかとちょっと不安になった子がいたり、これは以前から気になっていて、何とかそこを乗り越えてほしいと思っているのですが、目の前に図があるのに、なぜかそれが目に入っていないかのように、問題に書かれている数字だけを見て、なんとなく答えを書いてしまう子がいて、夏休みの間は既に知っていることが多かったのか、さほど気にならなかったのが、どうやら初めて取り組むらしい単元になった途端またその傾向が顕著に…。

一概には言えないものの、小さい頃から計算などを繰り返し繰り返し練習して、量と速さを求められてきた子にありがちな状態なので、何とかそこを乗り越えてほしいのですが、本人が乗り越える時の辛さをこらえてくれないと(考えずに解くことが癖になっている子は、そこから脱するときに結構苦しい思いをすることが多いので…)どうにもならないだけに、声掛けをしつつ見守るしかありません…。
乗り越えたらきっと算数が楽しくなるはずなので、その日が見られることを祈りつつ…。

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