急激な変化
夏休み直前にご縁を頂いた1年生さんは足し算は大丈夫だったけれど、引き算になって苦戦しているということだったので、まずは点つなぎをしてみてもらったところ、初級で何かの形になっているようなものでもかなり苦戦していました。
幸い夏休みに入るタイミングだったので、点つなぎの重要性をお伝えし、嫌にならない範囲でおうちでしっかり取り組んでみてくださるようお願いしました。
それと並行して、レッスンでは教具を使って10までの数の把握をしてもらうところから始め、急がなくていいこと、時間がかかってもいいので見たものを頭に思い浮かべて考えてみてほしいことなどを伝えながら進めていました。
お盆休みを挟んだので1週空いて今週のレッスン。宿題で持ってきてくれた点つなぎは当初よりは随分改善してきているものの、まだところどころ違っていたり、抜けていたり、描いている線もぐにゃりと曲がっていたりという状態だったので、これは嫌がっているのかもしれないなと思いつつ、レッスンでも嫌がったら、励ましつつ、大事なものだという話をまたするしかないと思っていました。
すると、直しをすることに対しても抵抗を見せず、新たに1つ描いてもらったところ、間違いつつもお手本を見比べ、自分で気付き、消して書き直し、消して書き直しをして、自力で描き上げることができました。
続いて数のレッスンに入ったところ、問題を前にして、前回までは慌てて答えを書こうとする感じだったのが、ふっと斜め上辺りを見上げ、一呼吸おいて答えを書いたら正解。たまたまかなと思って見ていたところ、ほぼ全てそんな感じで何か思い浮かべている様子があった後答えを書いて、ほぼ全て正解という状態になっていました。
あまりの急激な変化に驚きつつ、これは本当なんだろうかとちょっと疑ったりもしてしまったのですが、学校でもまだやっていないらしい20までの数の把握をしてもらい始めたところ、サイコロの目が4つ書かれていて、5,5,2,5とか5,4,5,5とかをぱっと見せた後隠して、全部でいくつだったか考えてもらったところ、次々と正解していく姿を見て、ああ、これは本当に変化しているんだと確信しました。
素直な子なので、これはもしかするとあっという間に算数が得意な子にまでなる可能性がありそうで、これからが楽しみです。
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