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2023年7月 8日 (土)

何かのきっかけで

2年生の時にお困りごとがあって一緒にレッスンさせてもらうようになった高学年さんは、その後できることが着々と増え、成長を感じることも多いのですが、元々のお困りごとの影響なのか、数量感覚、もしくは、イメージする力のどちらかが弱いのかもしれないと感じることがあります。
真面目でコツコツがんばれる子なので、計算などはやり方を覚えてある程度できているのですが、見ていて、数のイメージはできていないように感じることが、これまでにもよくありました。

念のため、先日から、どのあたりまで数のイメージができているのかをおさらいしているのですが、3桁同士でも筆算せずに暗算で答えが出せているのを見て、これまでがんばってきたことはしっかり身についているんだなと感じた一方で、10000までの数に進み、1000より1小さい数、2000より9小さい数というようなものを考えてもらおうとしたところ、1000より1小さいのは119と答えたので、それまで位の部屋や1円玉、10円玉などの絵を見て、あんなにすらすら答えていたのにと内心驚きつつ、位の部屋の絵を指して、「1000はここが1で、他は何にもなしよね?ここから1取ったらこことここが1個でここが9個になる?」と尋ねると、はっとしてから、999と答えたので、次の2000も「ここが2なのよね?で、あとは0、0、0。そこから9取ったら?」というと、少し考えて今度は1999ときちんと答えられました。
その後は50小さいとか110小さいとかもきちんと考えられたので、やはり、数のイメージが頭に浮かんでいなかったんだなと感じるとともに、一度イメージがつながれば、意味はきちんと理解していそうだなとも感じました。

本当にあと少し、何かのきっかけでガラッと変わることもありそうなので、小学生の間にその瞬間が訪れるといいなと思いつつ、私もがんばりたいと思っています。

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