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2023年6月27日 (火)

感謝してほしいわけではないけど

自分が子どもの頃、母に何か取ってほしいときなどに、そのものを単語だけでいうと、わざと「それがどうしたの?」と聞き返されるというように、取ってほしいのか、貸してほしいのか、母は分かっていながら、そこまできちんと言うよう促されることがよくありました。
その頃は、分かってるくせにめんどくさいなぁと思ったこともあったように思いますが、小さいうちからそれを意識させてくれたことはありがたかったと思っています。

教室の子達も、こちらは大人ですから、大抵の場合単語しか言われなくても用件は分かりますが、そして、別に敬ってほしいとかは全くないので、「~してください」などのように丁寧に言ってもらわなくて構わないのですが、例えば「先生、ティッシュ」という子に対して、私はティッシュじゃないから、ティッシュ取ってと言ってほしいと伝えるようにしています。

また、子どもが何かを落として、それを代わりに私が拾うとき、拾ったものを渡しても無言、無反応、私が拾うのが当たり前という態度の子には、これまた、感謝してほしいわけではありませんが、他人の私に対してそうするということは、他の大人に対しても同じようにする可能性は少なくありませんし、そうなると、長い目で見てその子が損をするかもしれないと思うので、私が拾うことが当たり前ではないのだということを伝えることもあります。(状況によって、私のほうに近かったり、子どもがまだ小さかったりすれば、何も言わないことももちろんありますが。)

そういうことを言うとき、子どもによったらうるさいおばさんやなと思われるだろうなと思うのですが、まあ、実際うるさいおばさんだからいいかと思うことにしています。(苦笑)

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