マイペース
金曜のレッスンに来てくれている子のひとりは、元々は算数でお困りごとがあってご縁を頂いたものの、蓋を開けてみれば、能力的にはむしろ恵まれている側なのではという感じで、レッスンを重ねるうち、少しずつ抵抗が薄れ、そのうち、すっかり楽しそうに取り組んでくれるようになりました。
しかし、まあ、そういう子はいるのも知っていますし、個人的には決して嫌いではない(むしろ仕事でなければ好き)ですが、私が見ていても、声掛けをしても、たびたびどこかに「旅立って」しまいます。
教室では、考えることは時間がかかると子ども達にも話をしますので、早くするよう促すことは滅多にないのですが、明らかにその子にとって簡単なものをダラダラとやっているとか、集中できていないとかであれば、さっさとするよう言うこともあります。
そして、今日は、その子にとっては絶対難しくないあまりのある割り算を、1問解きかけで旅立ち、戻ってきてまた1から考え直しというようなことを繰り返していたため、予定の半分も進まないぐらいのペースでレッスンが進んでいました。
そこで、早くするため、あまりとは書かず、点を3つ打てばいいと言っても頑なに書こうとするので、渡す前に私が「あまり」のところを書いて渡し、スピードアップを図ろうとしたところ、今度は、あまりの数字を太文字にして、嬉しそうに見せてきます。
「そんなことしてないで、はい、速く!難しいことなら速くしてとは言わないけど、難しくないんでしょ?」というと、「うん」というのですが、何問か解いたらまた太文字に…。(苦笑)
マイペースが過ぎる!!(笑)
まあ、来てくれた当初は、問題に向き合うにも自信なさそうだったり、気乗りしない様子だったりしていたので、それを思えば、常に楽しそうに問題に向き合ってくれるようになったのは大進歩なんだろうと思いますが。
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