ケアレスミス
ケアレスミスをしないという人はいないかもしれませんが、まだ小さい子で、能力的には問題ないのに、つまらない間違いを多発するというような場合、ちょっと気になることがあります。
元々、ほとんどの子はまだ小さいうちは考えるということに大人が思うより遥かに時間が必要です。にも関わらず、たくさんさせて反復させれば速くできるようになると多くの大人が思ってしまっている面もあり、じっくり考えるだけの時間を与えられぬまま、なんとなくで答えを出して先に進んでいっている場合があります。
ひとつひとつをじっくり考えると、こなせる問題の数は限られます。しかし、小さい子にとって本来適量とは言えない量の反復をさせようとしたら、やらねばならないということで、ひとつひとつ丁寧にとはいかなくなります。
やっつけで、とにかく終わらせるということに重きを置いてしまうと、最後にあと一歩ぐっと詰めて考えさえすれば、スッキリ理解できて本物の力になるかもしれないところを、その手前で、間違っていたらそのときはそのときというような取り組み方をせざるを得なくなっても不思議はありません。
まだ小さい子で、算数の能力には問題なさそうなのに、つまらないミスをそれなりの頻度でするというお子さんがいたら、与えている量がその子にとって適切かどうか、よく様子を見てあげることも大事かもしれません。
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