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2023年5月11日 (木)

兄弟でもそれぞれ。

自分自身を振り返っても(うちは兄と妹なので性別も違いますが)、同じ親から生まれ、育てられたからといって、全く違う個性に育つことは多々あることはよくわかっています。
また、どうしてなのか、兄弟や姉妹などで一緒にレッスンをさせて頂くと、2人同時に調子がいいということも滅多にないというのもよく感じています。

ですので、子ども達に対して、兄弟を比べるというようなことは極力しないようにしているつもりなのですが(例えば、お兄ちゃんは真面目なのに…とか、妹がやっているのにお姉ちゃんは…とかそういうようなこと)、近年だと、ご両親ともお仕事を持っておられて、中学年、高学年になると、家で兄弟、姉妹だけで夕方の時間を過ごすというようなご家庭もあるのだろうと思います。
そうなると、親の目がないということで、ゲームなどの時間を守ることが難しいとか、ついつい遊びすぎて宿題が終わらない、いい加減にやっつけるというようなことが起こることもあるのだろうなという想像はつくのですが、これは本当に悩ましいところですよね。

ただ、ある時期兄弟揃って宿題がいい加減だった子たちが、何がきっかけになったのかわからないものの、片方の子はその子なりに取り組んでくれるようになり、それに伴って算数の理解も進んできて、楽しそうに問題に取組んでくれることも増えてきました。
しかし、もう片方の子は相変わらずというか、むしろ状況が悪化していて、まさかこれも片方が好調だともう片方が不調になるというののスケール?の大きいパターンなんだろうかと、ちょっと悩んでいます。

力のある指導者なら、嫌いなもの、興味のないものさえも好きにさせたり、興味を持たせたりできるのかもしれませんが、私自身頑固な性格で、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、外からの働きかけでそれが変わるということはほぼなかった気がするだけに、本人の気持ちや意識が変らない限り、他人が変えるのは難しいのではないかと思うのです。
それだけに、明らかにやる気がない子にやる気を出させることはなかなか難しく、そんなときは自分の力不足を痛感させられます。

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