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2023年5月31日 (水)

子どもとのレッスンで

子ども達とレッスンをしていて感じるのは、自分が納得し、イメージできていなければ、必要なときに、適度なサポートをすることは難しいということです。

これは保護者の方にも隠してはいないのですが、私は残念ながら空間認知の「見える力」を持って生まれてはいない方の人間なので、複雑な空間図形の問題などになると、見たことがないものを思い浮かべるのは限界があります。
今のところ、それを解かねばならない状況になったことがないので大丈夫ですが、灘など難関校の図形問題などで実際に物を使ったりして確かめることができないような複雑なものだと、恐らく自力で解くことはできないものがあるだろうと思います。
思い浮かべられないものは実際に具体物で再現して見える状態にし、ああ、こういうことかと納得して初めて子ども達とのレッスンに臨むようにしているので、この先、自分で納得できない問題に出合い、それを指導しなければならなくなったら、正直に保護者の方にも子どもにも伝えるつもりにはしています。

ですので、基本的には自分で理解できる、イメージできる状態にしてレッスンには臨んでいるのですが、それでも、すんなり腑に落ちるレベルのものばかりではないので、悩んだ末、ああ、こういうことなのかなという程度にとどまったものに関しては、やはり全力で「任せとけ!」という向き合い方はできていないのかもしれません。

ただ、自分が塾に勤めていた頃などを振り返ると、自分が先生に教わったことなどをベースに、特に疑問を持つことなく説明して、教えていた時期があり、世の中にそういう指導者は数えきれないぐらいいるんだろうと思います。
公式の意味などを深く考えることなく暗記し、それに当てはめたら解けるという勉強をしてきた子が大人になったら、同じように公式を覚えて当てはめればいいという指導をするとしても驚きはしません。でも、それでは学びの楽しさを味わうことは難しいでしょうし、応用の利く力にもならないでしょう。

子どもと学習する際に指導者が大切にすべきことのひとつは、自分自身がなぜそれで解けるのか、その公式は覚えなければいけないのか、そういうことを意識し、理解しておくことなのではないかと思います。

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2023年5月30日 (火)

重すぎる腰を上げたのに…。

今日は今月5回目でレッスンがお休みだったので、もう随分前から行かねばと思いつつもタイミングが合わなかったり、荒天だったり、なんだかんだと先延ばししていた携帯電話ショップへ行くことに。

今使っているスマホ、既にいつ壊れてもおかしくない状態になっているのですが、元々機械オンチの上に年々新しいものに順応するのに時間がかかるようにもなっているので、買い替える機種が決めきれず(毎日頻繁に使うものなので、色や形で気に入らないものは持ちたくないこともあり)、粘っているうちに気に入るものが出てこないかと粘っていたものの、そろそろ本当にまずいのではと。

で、もう今日は絶対決めるぞ!と意気込んで行ったのですが、決めていった機種は在庫なし。二番手に考えていた機種も在庫なしで注文して取り寄せ。お店で勧められたものは最新機種で高いのに、容量も必要なものの倍、形も色も気に入るものがない。最新機種でせめて気に入る色があれば1年前には買い替えていたと思うので、3つ目の選択肢もなし…。

結構長い時間あれこれ質問し、検討し、ご提案頂いた末、当初決めていった機種(それ自体も、気に入ってはおらず消去法で選んだのですが…)を予約して取り寄せてもらうということで決着。でも、入荷がいつになるかわからないとのことで、場合によっては1か月ぐらいかかることもあると…。それまで今のスマホは無事だろうか…。

それにしても、「i」がつくスマホ、めちゃくちゃ高くなりましたよね…。にもかかわらずデザインはイマイチ、色も心惹かれるものがない…。
選択肢がたくさんあっても、気に入るものがなければ、意味がないんだなぁと改めて痛感しました。(苦笑)

オフの余談でした。

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2023年5月29日 (月)

ひと安心

先日来、身内のことでちょっと気懸りがあり、気持ちが落ち着かない日々を過ごしていましたが、幸いひとまず問題なしということでホッとしました。
自分が歳を取るということは、当然親兄弟も歳を取るということで、何かしらありますよね。

明日は今月5回目なのでレッスンはお休みになりますが、31日はゴールデンウイークの関係で通常レッスンになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2023年5月28日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年5月27日 (土)

成長を感じる

元々発達がゆっくりで、理解に時間がかかるので、学校の進度は気にしてもらわなくていいということで、数年前に一緒にレッスンをさせてもらうようになった子がいます。

一番最初、2年生の夏の段階でまだ5がぱっと把握できない状態からのスタートだったのですが、その後5まではすぐわかる、10まではすぐわかる、20までも…と比較的順調に積み上げていったものの、一方で学校の授業は進んでいきますし、恐らく公式を教えられたり、筆算で計算をしたりという、覚えればなんとかできるという範囲もあったからか、せっかく見て把握できるようになってきつつあっても、指を使って数えることがそれ以前に癖になっていて、更には学校などで速くしようと思うと数えてしまうということもあるのだろうと思われ、100までの繰り下がりのあるひき算あたりで先に進めなくなりました。
もちろん、筆算をすれば答えは出せるようだったので、100までの数量感覚を何が何でも身に着けてもらわなければならないということでもないかもしれない、ずっとそこで足踏みしていたら、算数自体が嫌いになってしまうかもしれないと、筆算をしてもいいことにして先に進みました。

その後、学校の授業にある程度ついていけるようになり、あゆみでも初めてひとつよくできるをつけてもらったというお知らせを頂いたりしつつ、世の中の子たちの中には、量の感覚がないまま、公式などを覚えて答えだけ出している子も少なからずいることを考えれば、戻っておさらいをするよりこのまま進めたほうがいいのかもしれないと思うようになっていました。

しかし、高学年になり、ここ最近、以前はきちんとできていた何百や何千など0が並ぶ数からの引き算の筆算ができなくなっており、他にもちらほら気になることがあってご相談させてもらったところ、ご家庭でもできていたことができなくなっていると感じることがあるとのこと。ご希望も伺った上で、過去に保留にしていた100までの数の把握のおさらいをしてみることにしました。

すると、数の把握も足し算もすんなり。2桁同士の繰り上がりがあるものでも、筆算なしにきちんと計算できています。ただ、足し算は3桁になっても暗算でできることがあるので、問題は引き算なのかなと思いつつ、おさらいを進めたところ、繰り下がりのないものは問題なく暗算できており、何十からの引き算も、2桁-1桁の繰り下がりのあるものも、ほぼ問題なくクリアしてくれました。
特に、43-7のようなものだと、「3取ってあと?」と尋ねると「4とる」「4の相手は?」と尋ねると、すんなり「6」を書くという感じで、考え方の流れがスムーズで、それを解いている間、指を折って数えるということはありませんでした。

これまで数年一緒にレッスンをしてきて、イメージする力が弱いのかもと感じることはあるものの、図を見ればすんなり理解できていて、かつて100までの引き算をしたときとは明らかに反応が変っていました。
この調子で1000までをおさらいして、ほぼ確実にできれば、急がせず、思い浮かべさせたり、絵に表すよう促したりということをもっと積極的にしていこうと思います。更なる成長を感じられることを楽しみに、私自身が焦らないよう気を付けます。

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2023年5月26日 (金)

ちょっと意外だったこと

今日のレッスンの子の宿題で割り算の文章題で、少し意地悪というか、状況をイメージせず、出てきた数字だけで適当に解く子はほぼ確実に引っ掛かる問題がありました。
というのは、私のうちに友達が5人来て、「みんなで」折り紙を分けるという問題だったのですが、きちんと問題を読み、それをイメージすれば、42枚を友達5人と自分、6人で分けることになるのを、42÷5としてしまう子もいるわけです。
今日のある時間は、学校が違う同学年の子が一緒にレッスンをしていて、2人ともそれが宿題に出ていたのですが、ひとりはきっちり引っ掛かり、「算数というより国語かもしれない」と言って再考を促したら、「もしかしてこれ、私も入れる?」と質問が。
そこで敢えて「じゃあ、うちに友達が1人遊びに来て折り紙を分けるんなら42÷1にするの?」と尋ねると、割る数を6にして答えを直してくれました。

その子は文章を読むこと自体は特に苦にしない子なのにきっちり引っ掛かっていたので、算数のセンスはあるものの、文を読むのが好きではないもう一人の子は間違っているかもなぁと思って見てみると、式すら書かずに7枚と答えが書かれていました。
教室を始めた頃、お絵かき問題を、問題を読み終わった瞬間に絵も式も書くことなく即答する男の子がいたのですが、その子は問題を読みながら、絵を描くまでもなく、頭に光景が浮かんでいるんだなということを感じたのを思い出しました。
今日のその子も、算数のセンスはしばしば感じる子なので、そうか、きっと光景が思い浮かんだんだなと納得しました。

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2023年5月25日 (木)

考えていないわけではないけど

今日のレッスンで初めて直径と円周の関係を初めて学習した子に驚かされたことがいくつか。
元々うちに来るより以前から、教室や塾などで勉強をしてきた子で、残念ながら教えられたことを覚えて解くということが結構染みついた状態で来てくれたということもあり、それを極力、どうしてそれで解けるのか考えさせ、必要であれば具体物を見せたり、絵を描かせたりしながら、本当の意味で理解するということを感じてもらうよう努めつつのレッスンを続けてきたので、最近は少しずつ落ち着いて考えるようになってきてはいます。
そして、多くのことを塾で先取りしている子ですが、直径と円周の関係はまだ習っていないとのことだったので、それは何よりと思い、スプレー缶や円柱形の発泡スチロール、掛け時計など、円形をしたものの周りの長さと直径をおよその長さで測ってもらった上で、円周は直径のおよそ3倍と確認し、円周率の話をし、どこまでも続く数字なので、算数では3.14倍ということにして計算すると伝えました。
すると、円周を求める問題はすんなり解いたものの、次に円周から直径を求める問題になった途端、「直径×3.14=円周」と言葉での式もプリントに書いてあるというのに、なぜか手が止まりました。さっきまで何を解いていたか尋ねると、円周の長さと答えるのですが、どうもつながらない様子で、円周は直径の何倍だった?と尋ねると、なぜかおよそ3倍に戻ってしまいました。3倍よりもう少し詳しく言うと?というと、今度はなぜか2倍?と尋ねられる始末…。
どうやら頭にさっきいくつか長さを測った円周と直径の関係は思い浮かんでいないようです。何度かやり取りをして円周を3.14で割ると分かったのですが、今度は円周から半径を求める問題で手が止まりました。何か考えているようだったので待っていたところ、円周を1.57で割ろうとしているのを見つけ、ストップをかけました。
まだ小学生なので難しいところもあるとは思いますし、特に小数で割るというのはイメージもしづらいとは思うのですが、3.14より小さい数で割れば答えは大きくなるわけですから、直径より半径のほうが長くなってしまいます。
その子なりに考えていたことはわかったものの、大きさ、長さのイメージはしていなかったのだと思います。
なんでも考えればいいというものではなく、やはりまず第1に大切なのは、問われていることをイメージできるかどうかなのだろうなと、改めて感じる出来事でした。

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2023年5月24日 (水)

嬉しかったんだろうな

先日体験レッスンをさせてもらい、中間考査前にあと1回、体験を含め2回のレッスンで、本人いわくとても苦手な数学1(私立中なので数学が2つに分かれている)の一次関数の試験範囲を一緒に学習した中2さん。
レッスンをしてみたところ、もう中間考査1週間前にもかかわらず、一次関数の一般式や、切片や傾き、比例定数という用語など、覚えなくてはどうしようもないものもかなり怪しい状態で、さかのぼれば、「代入」という言葉も知らず、連立方程式を習った記憶もないなど(当然習っていたわけですが)、なかなかすごい状態でした。
ただ、頭自体は結構いいのではという印象で、ちゃんと覚えるべきことを覚え、考えたら、すぐにでも結果に表れるんじゃないのかなとは思いました。

それでも、2回目は試験前日でしたし、取り組んだ問題量は圧倒的に少ないわけで、本人は結構分かった、いい感じだと言ってはいたものの、学校で習ったはずのことをそれだけ覚えていないのであれば、今は覚えていても明日使えるかどうかわからないなとも思いましたので、私自身は点数に関して特に何も考えていませんでした。
それが、レッスン時間の確認の電話をしてきた際、進んで試験結果を報告してくれて、なんと、本人がいう「めっちゃ苦手」な数学1の試験、学年の平均点より15点高い点数を取ったとのこと。

なんぼ何でもそれは急激な変化すぎないか?(汗)
レッスンで感じた、頭自体は良さそうと思ったあの印象は、思った以上にすごいのかもと、ちょっとびっくりしました。

しかし、これがきっかけでやる気を出してくれるか、たった2回のレッスンで平均点を余裕でクリアできたんなら、試験前だけやればいいやと思ってしまうか、それはちょっと心配なところではあります。

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2023年5月23日 (火)

僅かながら

今日は中間考査が始まった高1さんは早い時間に来てもらったので、早めのスタートで、その分レッスン終わりは早まりました。
しかし、新しいパソコンでは、古いパソコンでExcelで作ったあらゆるものがまともに印刷できない状態なのは相変わらずで、解決策もまだ見つからず、何か新たに印刷しようと思うたび、修正に時間を取られています…。
果たしてどのぐらいかかれば落ち着くのか、Wordの原稿は全部無事なのか、なんとも不安な状況は続きます。(苦笑)

今日のあるレッスンで、早くしようしようとしてよく考えずに間違いを多発する状態に陥ってしまっている低学年さんが、ようやく、僅かながら、自分で考えて理解するというのがどういうことか感じてくれつつあるのではないかなと思える場面が何度かあり、何とか粘って壁を越えてほしいと思います。
どれだけ焦って問題を解いてきたんだろうと思ったことの一つは、積み木の数を考える問題で、私がその仕方を教えたわけではないので、どこかでそうしなさいと習ったのでしょう、部分ごとに2とか3とか4とか数を書いて、それを合計して考えているのですが、それぞれの部分に書いてある数は合っているのに、合計でミスをするということが多発し、当然見直せば直るわけです。
私は一切急がせていないのですから、落ち着いて解けば、その子なら一度で全問正解できるようなものなのに9問中4問ミスをしたので、正直なところかなり驚きました。
今は気になるたびに、慌てなくていい、ゆっくりでいい、しっかり考えてということを繰り返し繰り返し伝えていますが、それに慣れるまでにはもうしばらく時間がかかるんだろうなと思います。

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2023年5月21日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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すごい強風でしたね

今日はレッスンはお休みで、実家の用で少し出ていました。
幸い、その用事が終わるまではお天気だったのですが、一旦家に帰って、次に出ようと思ったらすごい強風に雨まで降っていてびっくりしました。
今はもう治まっているようですが、春の嵐のようでしたね。
明日からまたどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年5月20日 (土)

まだ続くトラップ…。

パソコンとプリンタを同じタイミングで入れ替えたため、機械オンチの私には細々とこれまで通りにいかないとか、うまく動作しないとかいうトラップに引っ掛かり、無駄に時間を費やすことになっているのですが、少なくともプリントを印刷するということだけ見れば、この1年半の苦悩は何だったんだろうというぐらい快適になりました。
印刷がうまくいかないというだけでなく、その時点で最新機種だったようなのに、印刷に異常に時間がかかり、100枚(といっても、単元1つ分で40~60枚というようなところも少なくないので、2人分、3人分となるとあっという間に100枚、200枚の印刷になるのですが)印刷するのに1時間、200枚だと2時間ぐらい覚悟しなくてはいけないような状態だったりもして、プリントを印刷するというだけなのに、少なくないストレスを感じ続けていたのだと思います。
お蔭で、機械交換後はプリントを数百枚印刷することになっても全く平気。画質も思った通りに出てくるという、本来ならそれが当たり前の状態をとても幸せに感じています。(苦笑)

しかし、パソコンを入れ替えたほうはどうもまだまだトラップが潜んでいるようで、Excelの原稿のセルのサイズが勝手に変わっているということは既に起こっていたのですが、今日は新たに驚きの現象が…。
週明けのレッスンに必要だったので点つなぎのプリントを印刷しようとしたところ、何も触っていないのに、点のサイズがフォントサイズで3段階ぐらい勝手に大きくなっているではありませんか!!それも全ページ……。(泣)

地道な手作業で作っているせいで、点だけ選んで一気にサイズを小さくするという方法が分からず、1ページずつ点のサイズを小さくするという苦行…。更にはセルのサイズも微妙に変わってしまっていて、その調整もコツコツ…。
多分今日開いた以外の点つなぎのプリントも全部同じことになっているんだろうと思いつつ、そのほかのものも含め、150枚ぐらい作業したので、さすがに今日はもうご勘弁…という状態です。(当然レッスンもありましたので。)

ああ…あとどのぐらいトラップが潜んでいるのだろう…。
こういうことがあるから、パソコンを入れ替えるの、本当に憂鬱なんですよね…。

来週もどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年5月19日 (金)

不安に感じること

子ども達の中には決して少なくない割合で、教科書の文章すら読めていない子がいるという話を、少し前に目にしました。
そのことに関して、色々な研究がなされているのだと思いますが、恥ずかしながら私自身もスマホを持つようになっていこう、まともな本を読む量が激減してしまい、買ったまま数年経っても読んでいない本もある始末…。
とはいえ、文字自体は、ちゃんと読書していた頃より読んでいるのではないかというぐらいで、ネットに溢れる情報、他愛ない記事などは、わざわざ読む価値さえないようなものまでついつい読んでしまっているように思います。
ただ、そんな中でよく感じるのが、ネットの記事の文章の誤字脱字、国語的な誤りの多さです。
スピードが命、書いてはUPし、あっという間に古くなって見向きもされなくなっていく、それがインターネットの世界なんだろうと感じますので、丁寧に文章を書き、推敲するというような、ほんの少し前までは当たり前だったようなことが、記事を書くことを生業としているような人達でさえ、なおざりになっているということなのではないかと思います。(もちろん、しっかりした文章を書かれている方もたくさんおられると思いますが。)

そして、そんな風に、大して価値のない文章を大量に読むことを繰り返していると、「丁寧に読む」ということがだんだんできなくなっていることを自分でも感じるときがあります。
長めの問題文などを読む際、確かに文字を目で追ってはいるのですが、気づけば流し読みをしていて、意味をとれておらず、ダメダメ!!と意識して読み直すというようなことがあるのです。
大の大人の自分でさえこの有様ですから、まだ頭の柔らかい、成長途上にある子供たちの脳への影響は計り知れないものがあるのではないかと思います。
実際、レッスンをしていて、子どもが問題文などを読んでいるようでも(きちんと読んでいるかわからないときには音読してもらって確認しても)、全く難しいことではないのに読めていない、気づいていないというようなことがあるのです。

今の時代、一切使わないというのは現実的ではないでしょうし、それはそれで色々困ることがありそうですから、子ども達がIT機器などとどんなふうに付き合っていくことが一番良いのか、大人たちがもっと真剣に考えなくてはいけない気がしますね。

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2023年5月18日 (木)

ぱっと表情が変わる瞬間

今日の年長さんとのレッスンでのこと。性別によるものもあるのかもしれませんが、現時点では、お絵かきや色塗りは大好きだけど、数への興味も形への興味もあまりないタイプの子なので、積み木を形に合わせておくようなパズルも、それほど楽しそうではありません。
そのため、少しでも難しいとてきめんに表情に現れ、つまらなそうな不快な顔になります。

それでも、そのたび助けていては、いつまでも分かる楽しさ、気づく気持ちよさを感じてもらえないかもしれないので、励ましつつ、ほんの少しずつヒントを出したりして、様子を見ます。
すると、さっきまでは嫌だなぁ、難しいなぁというような顔をしていたのに、手掛かりとなる2つの積み木の置き場が決まった瞬間「あ!」という表情に変わりました。

子どもによってどこまで粘れるか、我慢できるかの差があるので、加減は本当に難しいですが、分からないからといって助けすぎると、気づいた瞬間の快感を感じる機会を奪ってしまいますし、かといって、難しそうだからと途中で教えて終わりにしてしまえば、その子にとって、それは難しくて嫌だったものとして刻まれる可能性もあります。
そうならないよう、できるだけ、本人が気づいてスッキリするところまで、うまく導けるよう日々努めています。

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2023年5月17日 (水)

超ポジティブ

数年前に上のお子さんが来てくれていて、このたび下のお子さんとレッスンをさせてもらえることになった中学生さん。
おうちの方に伺った話だと、数学が全くお手上げ状態になっているというようなことで、元々上のお子さんも1学期の中間考査で凄まじい点数を取ったということで来てくれたんだったなと、そんなところで懐かしく思ったりもしました。

ただ、その頃はまだ小学生だった下のお子さんはタイプも違い、算数はかなりできるというお話だったので、何があったんだろうと思っていたのですが、どうやら今時の子にありがちな、ゲームなどの楽しさに引っ張られ、勉強をあまりしていないことが原因らしいことが判明しました。
ただ、どうやらやはり算数・数学のセンスは少なからずあるようで、授業で習った、覚えなくてはどうにもならない用語などすら十分に覚えていないから解けないという印象を受けました。

そういう意味では状況はさほど深刻ではなさそうですが、何より感心したのは、その子がとてもポジティブだということ。点数が悪くてもあまり気にしない様子で、何より、勉強が嫌い、考えることが嫌いということは全くない感じ。言葉のキャッチボールもできるし、ほんの少しずつ小出しで手助けをしても、それを嫌がる様子もなく、途中で気づいたら「よし、もうわかったぞ!」と楽しそうに考え始めます。

こういう子は本人にスイッチさえ入れば、一気に得意科目にさえなるのではないかと思いますが、さて、どこまでゲームなどの誘惑に立ち向かってくれるか、そこが最大の問題かもしれません。

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2023年5月16日 (火)

少しずつでも

教わって覚えて、それを「再現」するという勉強を繰り返してきた子達は、問題を前にしてまず自分で考えてみるという経験をする機会をほとんど持てないまま先に先に進んできたという子も少なくありません。
そういう子たちのほとんどは、学びの楽しさ、分かることの気持ちよさを感じる機会を持てずにいるため、習ったことも身に付きづらく、マルをもらったとしても大して嬉しいとも思わないだろうと思います。(もちろん、よくできたら何らかのご褒美がもらえるとかであれば、それに対する嬉しさはあるかもしれませんが、自分で理解してできるという気持ちよさは、物質的なご褒美などの快感とは別物ですので。)

そういう子たちにわかった時の気持ちよさを感じてもらうことでしか、学びを楽しいと思ってもらうことは難しいのですが、切り替えてもらえるまでの子どもにとって辛い期間というのが多かれ少なかれあります。
最近一緒にレッスンをさせてもらい始めた子も、やったことがない問題や習ったことの記憶が曖昧な問題などを前にすると、体に力が入ったり、イライラしたりという様子を見せたり、問題を解いていても全く楽しそうでなかったりするのですが、考えることでもっと賢くなるのだということを話しつつ、助けすぎないよう粘っています。

今日のレッスンで、まだごく僅かな変化でしかありませんが、それでもほんの少しだけ変わってきているのかもと思えることがあり、気のせいでなければいいのだけどと思っています。
小さい子たちは変わり始めると早かったりもしますので、1日も早く、自分で考えてわかる気持ちよさを、その子にも味わってもらえるよう、私もがんばろうと思います。

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2023年5月15日 (月)

オフ

今日も更新お休みします。

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2023年5月14日 (日)

オフ

今日は更新お休みします。

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2023年5月13日 (土)

嬉しい出来事

つい先日、電話が鳴ったので出ると、以前、中学生の頃に来てくれていた子のお母様。その子は少しお困りごとのある子だったのですが、今はもう高3のはずで、どうされたのかなと思ったら、当時中学受験をするため塾に通っていた下のお子さんの件でのご相談でした。
そのお子さんも、塾で習ったことがわからないということで、一度だけ単発でレッスンをさせてもらったことはあったのですが、それからだともう4年か5年経っているはずなので、きっと見てもわからないんだろうなと。

ただ、そのときの印象は算数は結構よくできるらしいものの、塾で習ったことを覚えて問題を解くというような勉強をしていることで、本当の意味では理解していないのではと思うところがあったものの、解ければいいのだと、考えることを面倒そうにしていた記憶があったので、その後どんな風に成長したのか気懸りでした。
それが、予想外に、ある時期勉強が嫌になって塾に通いながらもあまり勉強しなかったそうで、それがよかったのか、体験レッスンをさせてもらったところ、分からないことはめちゃくちゃ素直に分からないと言い、こちらの質問には素直に反応し、分かりそうであれば考えてみる、ちょっと面倒そうでも、できそうな気がしたら考えてみるというような姿勢で取り組んでくれて、遠い日の印象とは180度変わったのではと思うほどでした。

努力しているのにできないというよりは、単に努力が足りていないだけなんだろうなという印象で、本人のやる気さえあればいくらでも挽回できそうでしたので、あとは本人ができるようになりたいと思ってくれるか、継続して通おうと思ってくれるかにかかっていますが、ご縁が頂けたら嬉しいです。

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2023年5月12日 (金)

安心な子、気懸りな子

今日のレッスンは見ていて安心する子と、なんとも気懸りな子がそれぞれいました。
見ていて安心と思った子たちは、元々は算数や学習自体に少し困っていたり、苦手意識があったり、考えようとしなかったりという子たちなのですが、今日はしっかり考えているな、頭が働いているなと感じる子や、たとえ間違っても、とにかく楽しそうに取り組んでくれているなと思う子などで、苦手意識があった子たちが楽しそうだったり、穏やかに考えてくれていたりする姿はやはりとても嬉しいものです。

その一方で、これまでの勉強の仕方が何らかのストレスになっていたんだろうなと思う子は、ひとことも急いで解くように言っていないのに、そして、その子なら落ち着いて取り組めば決して難しくないはずのものでも、よく考えずにばばばっと解いて、間違いを多発させるとか、先に全体を見通すことなくやり始めては間違い、消してやり直すときにもやはり全体を見ずにやって同じようなことを繰り返していたり…。
また別の子は、たった今自分で答えたことをあっという間に忘れ去り(まるで最近の私のよう…)考えて答えを出したものも、書かないうちに忘れたりと、本当に大丈夫かな??とかなり心配になったりしました。

ゴールデンウイークがあったので、水木金の子たちは1週空いてのレッスンだったこともあり、遊びすぎたり、何らかの予定が詰まっていて、学習から離れていた子が調子を落としているのかもしれませんが、気になるところです。

明日の子たちはみんな調子がいいといいのですが。

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2023年5月11日 (木)

兄弟でもそれぞれ。

自分自身を振り返っても(うちは兄と妹なので性別も違いますが)、同じ親から生まれ、育てられたからといって、全く違う個性に育つことは多々あることはよくわかっています。
また、どうしてなのか、兄弟や姉妹などで一緒にレッスンをさせて頂くと、2人同時に調子がいいということも滅多にないというのもよく感じています。

ですので、子ども達に対して、兄弟を比べるというようなことは極力しないようにしているつもりなのですが(例えば、お兄ちゃんは真面目なのに…とか、妹がやっているのにお姉ちゃんは…とかそういうようなこと)、近年だと、ご両親ともお仕事を持っておられて、中学年、高学年になると、家で兄弟、姉妹だけで夕方の時間を過ごすというようなご家庭もあるのだろうと思います。
そうなると、親の目がないということで、ゲームなどの時間を守ることが難しいとか、ついつい遊びすぎて宿題が終わらない、いい加減にやっつけるというようなことが起こることもあるのだろうなという想像はつくのですが、これは本当に悩ましいところですよね。

ただ、ある時期兄弟揃って宿題がいい加減だった子たちが、何がきっかけになったのかわからないものの、片方の子はその子なりに取り組んでくれるようになり、それに伴って算数の理解も進んできて、楽しそうに問題に取組んでくれることも増えてきました。
しかし、もう片方の子は相変わらずというか、むしろ状況が悪化していて、まさかこれも片方が好調だともう片方が不調になるというののスケール?の大きいパターンなんだろうかと、ちょっと悩んでいます。

力のある指導者なら、嫌いなもの、興味のないものさえも好きにさせたり、興味を持たせたりできるのかもしれませんが、私自身頑固な性格で、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、外からの働きかけでそれが変わるということはほぼなかった気がするだけに、本人の気持ちや意識が変らない限り、他人が変えるのは難しいのではないかと思うのです。
それだけに、明らかにやる気がない子にやる気を出させることはなかなか難しく、そんなときは自分の力不足を痛感させられます。

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2023年5月 9日 (火)

レッスンはいい感じでしたが…。

昨日交換になった複合機の件、すっかり遅くなったので帰らなくてはと思ったときにふと思い立ったことがあったものの、そこで再び手を付けたら日付が変わるまでに帰りつけないかもと、ひとまず諦めて帰宅。
昨日搬入、設置をしてくださった方にメールも入れていたので、午前中に試してみてほしいと言われたことは、帰り際に思いついたことと同じことでした。
というわけで、出勤してそれを試そうとしたのですが、同時に入れかえたパソコンがどうしたことかずっと動作が重く、何をするにも時間がかかり、レッスン開始までに試せず…。

レッスンに来た子達はみんな好調だったのでよかったですが、終了後、祈る思いで試したところ、あっさり解決。B5のプリントはちゃんとB5で印刷できるようになりました。ああ、ほんとよかった。でも、もっと早く気付いていれば、3時間ぐらい無駄にせずに済んだのに…。

複合機にもパソコンにも慣れるまで時間がかかりそうなのがちょっと憂鬱ですが、印刷不良の悩みからは解放されるのではないかと思うので、それはよかったと思います。

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記事が消えました…。

今日は複合機の件で色々トラブルが起き、解決できぬまま、もう22時半を回ったので、今日のところは諦めようとブログを書いてから、掃除と片付けをしようとしたところ記事が保存されずに消えました…。
今日はもう無理…。
また明日頑張ります。

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2023年5月 8日 (月)

オフ

今日は日中、風が強く、気温も随分下がりましたね。(といっても、実家に行った以外は引きこもっていましたが。)
明日は晴れで気温もあがるようです。明日からまた1週間、どうぞよろしくお願いいたします。

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2023年5月 7日 (日)

オフ

今日は予報通りの雨天。何度も激しく降りましたね。(今もすごい雨音がしています…。)
というわけで、今日も家に引きこもっておりました。
あちこちで大雨警報も出ているようですが、被害が出ないことを願うばかりです。

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2023年5月 6日 (土)

お休みボケ?

子ども達にとっても3連休は学校もお休みだったので、さて、今日はどんな感じになるかしらと、自分の頭の働きも含めて気になっていましたが、自分はとりあえず大丈夫だったようでホッとした一方で、眠そうだったり、頭が働いてなさそうだったりという子がちらほら。
連休だった上に今日はお天気もスッキリしませんでしたから、仕方ないところもあったかもしれませんね。

最近ちょっと気になっているのは、まだ小さい子でも、就学前から遊び感覚ではないお勉強をしっかりさせておられるご家庭の子の中には、やはりそれがかえって考える機会を奪ってしまっているのではと感じる子がいるということです。
それは教室を始めて間もない頃から何度も感じていることではありますが、自分で考えて理解するところをとばして、解き方だけを先に習った子達の多くは、目の前に見ればわかるものがあっても、それが目に入っていないというようなことが起こったりします。

中には信じられないと思われる方もおられるかもしれませんが、例えば午前7時45分から午後4時18分までは何時間何分かというような問題の場合、まだ真っ白な状態で一緒に学習をするのであれば、時間の帯に色を塗って、どれだけ色を塗ったか、時間は8本、分は15目盛りと18目盛り塗ったから、8時間33分というような、実際に確かめながらどう考えたらいいか子ども自身に気づいてもらえるようにした後で、必要であれば計算の仕方を確認するという流れになりますが、そういう経験をとばして、計算で出す方法を習った子の中には、例えば時間は7と4だから11時間、もしくは7から4を引いて3時間、分は45から18を引いて27分、もしくは足して63分になるので1時間3分…そんなことをする子が実際にいるのです。

たとえ時間がかかろうと、面倒だろうと、先に計算の仕方を習っていない場合は午前7時45分から午前8時までが15分、午前8時から午前12時までは4時間、午後0時から午後4時までは4時間、午後4時から午後4時18分は18分というように考えるか、午前7時45分から1時間で午前8時45分、2時間で…と8時間で午後3時45分というところまで考え、そこから15分で午後4時、そこから後18分というように考えるか、なんとかして答えに辿り着くことはできるはずで、それが無理な場合は、まだそもそもの時計、時刻などの理解が十分ではないということとも言えるでしょう。

同じようなことは、例えば九九を丸暗記から始めた子は、数量感覚が伴なっていなかったり、意味を理解していなかったりということがあるので、九九の範囲を超えた途端お手上げになるとか、割り算も九九を使って解けばいいと習った子は33÷3などのように、答えが10を超えるとお手上げになるというようなことが起こったりします。
これらも、かけ算は同じ数を何度も足し合わせることだと意味を理解していれば、24×3というような問題でも、習ってないから分からないなどという子はいませんし、答えが10を超える割り算も割る数は何回取れるかという考え方で当たり前に考えてくれます。

解き方を教えて解けるようになっても、なぜそれで解けるのか、自分は何をしているのかを分かっていなければ、役に立たないことも少なくないということを、子どもを指導する大人は意識しておいて頂きたいなと思います。

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2023年5月 5日 (金)

3連休最終日

お休みも3日だと、あっという間に過ぎてしまいますね。(まあ、時間の使い方が下手なんですが…。)
このお休みは普段見て見ないふりをしている場所やものの整理、処分をしようと思っていたのですが、結局目標の1割ほどしかできなかった気がします…。
明日レッスンをしたらまたお休みになりますが、明日もどうぞよろしくお願いいたします。

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2023年5月 4日 (木)

連休2日目

今日も更新お休みします。

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2023年5月 3日 (水)

連休初日(といっても3連休ですが)

今日は更新お休みします。

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2023年5月 2日 (火)

イレギュラーもありましたが

今日は時間変更の子や、高校入学後なかなか予定が立たず4月はレッスンがお休みになってしまった子のレッスンなどもありましたが、みんなまずまず頭も働いている感じで、穏やかな1日だったように思います。

高校生になった子は、元は中2の初めに数学に自信がない状態でここに来て、どうやら自信のなさは数学だけに限ったことではなさそう…ということが分かったのですが、少しずつではあるものの、自信を持ってくれているのではと思える変化があり、しっかり考えた上で志望校を決め、その高校に進学したので、忙しいながらも充実した高校生活なのかなと思える明るい表情をしていました。その顔を見て、ホッとしました。

数Ⅰの初めは中学校のおさらいのようなところからスタートすることもあるかと思いますが、4月一緒にレッスンできなかったので、授業で分からないところ、ちょっと不安なところなどがあるかどうか尋ねたところ、「数Ⅰは楽勝なんですけど」と、その子の口から「楽勝」という言葉が出たことにも内心驚きつつも嬉しく思いました。

進学校ではないので、中学2年の途中から2年弱、こつこつしっかり考えて積み上げてきたことを考えると、高校でもその努力を続けられれば、学習に対してもできるという自信が持てるようになるのではないかと、それも楽しみです。

さて、明日から3日間はカレンダー通りお休みを頂き、次は6日土曜日になります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2023年5月 1日 (月)

5月スタート

今日から5月。
私にとっては大型連休ということもなく、29日は出勤で、日月はいつものお休み、明日は通常レッスンなのですが、どうも今日は休前日の気分でした。
明日レッスンしたら、またお休みになりますが、今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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