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2023年4月26日 (水)

それぞれの「ちょうどよさ」

うちの教室はどの子にも完全個別対応なので、算数が得意な子にも苦手な子にも、助け過ぎず、極力教えずということを心がけつつも、それぞれの子にとってよい加減になるよう、できるだけ努力しています。
たとえば、10の説明のうち1か2を聞けば分かってしまう子には、まずは説明を一切しないところから始めてみたり、10の説明を全部しても分からないかもしれない子には、表情を見ながら、まず8か9ぐらいまで説明したり、助けたりしつつ、まだ無理そうであれば10、11…と増やしていきます。(数値はたとえですが。)

パズル問題のルールなどでも、初めてする際には説明するのですが、その説明も大半を端折っても理解しそうな子には、敢えてその極力端折った説明をして反応を見ますし、苦手そうな子にはルールを伝えた上で、例を作ってやってみせたり、更なる説明をしたりします。
基準はあくまでも一人ひとりの子が自分で考えられる手前辺りまで説明する、助けるということなのですが、言葉にするのは簡単ながら、何年やっていても、その加減はなかなか難しいところでもあります。

ただ、説明されるのを聞くというのは受け身の作業で、子どもの印象に残りにくいので、先に説明し過ぎるというのは絶対に避けたいところです。
そのためにも、子どもの表情を見つつ、このぐらいでいいかな?もう少しかな?という加減をします。

それを考えると、学校の先生は本当に大変だなと思うと共に、学校の授業がちょうどいい、受けていて楽しいという子どもは限られていても仕方ないんだろうなとも思います。

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