見せることの大切さ
今日は、本当なら前回から始める予定だったのが、前回絶不調で先に進めず、学校で先に長さ(m)の学習が始まってしまった2年生さんとのレッスンがありました。
メートルを学校で習ったか尋ねると習ったというので、まずはやってみてもらおうと、メートルとセンチメートルの換算などの問題を考えてもらいました。
最初に1m=100cmと答えてマルをもらったので、その後は快調に答えを書いていたのですが、プリントが進み、1m25cm=125cmのような換算のプリントになったところ、3m3cm=330㎝、15m8cm=158cmなどのように、よく考えずに書いているものが出てき始めました。
それまでスラスラ解いていたので、分かっているものと思い、見直すよう促したのですが、全く同じ間違いをします。
そこで、メートルの部分だけをセンチメートルに直してもらうことにしたのですが(その問題はひとつ前のプリントでスラスラ解いていましたので)、「12m=1m2cm」という謎の答えを書いた後、完全におかしくなってしまいました。
メートルをセンチメートルに直すプリントをあんなにスラスラ解いていたので、長さの感覚があるのだろうと思ったのですが、念のためと、巻き尺を渡して、12mの長さを出すよう促しました。
しかし、なぜか1m20cmのところを指すので、そこは2mにもなっていないよと。2mを出した後も、なぜかなかなか12m出すというところまで辿り着かず、何度かやりとりをして、ようやく12mまで出し終わったところで、それが何㎝か考えてというと、それでもまだ120cmと答えます。
120cmは1m20cmの場所だと、長さと巻き尺の目盛りを見せてから、「もし分からないんなら、12m出してあるのだし、1mは100cmって知ってるんだから、1m、2mと見ながら順番に考えたら分かるんじゃない?」というと、素直に1m、2mと確かめながら、ようやく1200cmと答えることができました。
その後、15m、20mまでは巻き尺で確かめようとしたので、それはしていいことにして、20mの巻き尺だったので、それより長いものは巻き尺なしで考えてみてもらったところ、その後はきちんと答えることができました。
結局は、学校でなんとなく習った1m=100cmということは覚えたけれど、実際の長さのイメージとは結びついていなかったということなのだろうと思います。スラスラ解いていると、つい見落としがちになりますが、実際に確かめてもらうことの大切さを再認識しました。
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