タイムアップ?
子ども達とレッスンをしていると、時々遭遇する出来事があります。
例えば、何の問題もなく順調に、筆算など同じ種類の単純な問題を解き続けていると、突如解けなくなるというようなことです。
レッスン時間が終盤に差し掛かると、それまで延々考え続けて来て限界が来るということはあるのですが、それとはちょっと違う印象で、同じことを繰り返していると、スイッチが切れるような、疲れている風でもないのに、それまでできていたことが突然できなくなり、問題の種類を変えると何事もなくまた解き始めたりするのです。
今日のレッスンでも、単位換算が結構面倒なものも混じっているプリントを、結構なスピードでノーミスで解き続けていた子がいて、すごいなぁ、そんなにスラスラわかるのか!引っかかりそうな問題も全く引っかかってないなぁと感心しつつも邪魔にならないよう黙って見ていたところ、突然手が止まったかと思えば、それまで解いていた問題から比べると簡単なぐらいの問題でしばらく時間がかかったかと思えば、その次は絶対間違いそうにない問題を間違いました。
声掛けしても今ひとつぴんと来ていない様子で、なんとか直してもらった後、次のプリントに進むと、それもまた順調に単位換算をしながら、結構スラスラ正解していっていたのですが、中盤を過ぎたところで突然おかしな間違いをし始め、単位を見間違えたのかな?と声掛けしても、それはちゃんと見ているようで、その上の問題までは全く普通にこなしていたであろう単位換算が頭から消え去ってしまったようでした。
それでも、更に別のプリントに変えると復活して考え始めたので、どうやら少なくとも今日のその子の頭の状態は、同じ種類の問題を考え続けられる時間が決まっているかのようで、なんとも不思議な出来事でした。
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