その時が来たのかな?
よその教室に通ってもいたそうなのですが、それでもとにかく引き算が嫌いすぎて、2年生の初めでもまだ引き算は10まででも抵抗があり、20までになると完全拒否!というような状態で来てくれた子がいるのですが、ここでは泣いても終わりにしてもらえないということを理解し、少しずつ少しずつできることが広がっては来ていました。
たし算だと3桁同士なども暗算で答えが出せるほどなのですが、引き算への抵抗はまだ強く、一進一退というような印象もあったのですが、本人やおうちの方の粘り強い努力がようやく形になってきたのかもしれません。
今回のレッスンでは、試しにやってみて抵抗が激しかったら、保留にするかそのときに考えようと思ってし始めた、3桁同士の引き算。初めはどの位もそのまま引ける繰り下がりのないものから始め、次に一の位が引けないものを、その次に十の位が引けないものを、硬貨を使ったりしながら考えてもらったところ、途中から、式だけを見て、筆算を書こうとすることもなく、ゆっくりながらも確実に正解を重ね始めました。
これ、もしかしたらいけるのでは?と思い、十の位も一の位も取れない、二度繰り下がる(543ー357のような)ものを考えてもらったところ、一切手助けすることなく、上の位から暗算で答えを出すことができました。
これまで、嫌な問題を目にすると、それだけで目がどんより曇って、一気にやる気が失せる状態だったのですが、3桁-3桁で2回繰り下がるものでさえ、穏やかな表情で、むしろ少し楽しそうに考えて正解していく姿を見て、またひとつステップを上がったんだなと嬉しくなりました。
3桁の繰り下がりが理解できれば、メートルとセンチメートルが出てくる引き算もきっと考えられるようになるはずと、期待に胸が膨らみます。
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