« 不思議な子 | トップページ | 随分頼もしくなった気が »

2023年1月18日 (水)

性格なんだろうけど…。

年長の途中から来てくれている低学年さんは、元々結構賢いのですが、自信がないときなどに書いた答えを手で隠してしまいます。
学校などで周りに人がいて、馬鹿にされたら嫌だから見られたくないとかいうような気持ちは分からなくはないのですが、教室で、初めてするような問題で、それも、賢い子だと学年より随分先のことをしていたりしますから、できなくても全くおかしくないような問題でも隠されてしまうと、助けることもできませんし、そもそも合っているかどうかを確認することもできません。

そういう話は隠されるたびしているのですが、今日もまた答えを書きながら手で隠されてしまい、私は何のためにいるんだろう…、ここには何のために来てくれているんだろう…という気持ちになりました。
そうはいっても、間違ったら私に馬鹿にされるとか、怒られるとか思っているわけではないと思うので、やはりそういう性格なんだろうなと。

かつて、計算用紙を渡しても、豆粒のような小さな字で丁寧に丁寧に計算を書き、ただの計算用紙だというのに、し終わったら丁寧に丁寧に消すという子がいて、その子にも何度も何度も、計算したものは残しておくように(そうした方がいい理由も説明して)伝え、小さすぎて自分で見間違うこともあるぐらいだったので、もっと見やすく大きく書く方がいいし、計算用紙なのだから自分が読めればそこまで丁寧に時間をかけて書く必要もないとも伝え続けたのですが、結局通ってくれている間ずっとほとんど変わりませんでした。

私はもちろん怒ることもありますし、怖いと思われている子も少なからずいるのは自覚していますが、答えを隠す子や書いたものを消す子に対して、間違ったことを怒ったり、字が汚いことを怒ったりしたことは当然なく、(そもそもそんなのは怒るポイントではありませんので)なかなか悩ましく思います。
きっと、そういう性格の子は、その子自身もしんどいのではないかなと思いますし…。

間違えることは悪いことではないし、試行錯誤するからより賢くなるのだと、その子自身が納得してくれる日が少しでも早く来ますように。

|

« 不思議な子 | トップページ | 随分頼もしくなった気が »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 不思議な子 | トップページ | 随分頼もしくなった気が »