がんばりを褒める
引き算に関してものすごい拒否反応を示した状態でご縁を頂いた低学年さんは、学校でとっくに習い終わっているはずの10まで、20までの引き算でも、引き算というだけでものすごい抵抗を示し、当てずっぽうで答えを書くか、とにかくひたすら数えるかというような状態からスタートしました。
それでも少しずつがんばれるようになり、抵抗を示す頻度も徐々に減ってきて、できることも増えました。
最初を思えば、まだ半年余りで1000からの引き算に取り組んでくれているだけでも十分すごいと思うのですが、それでも、引き算は嫌いな子が圧倒的に多いので、その子も引き算が続くと拒否反応が出るのではないかと、様子を見つつ取り組んでもらっていました。
今日は予想より遥かにがんばってくれて、もういつ拒否されてもまあ諦めがつくという状況だったのですが、そんなとき、次の子が来て、突然その子が立ち上がったので、どうしたのかと思ったら、床に置いていた手提げを拾い上げて、後から来た子が通りやすいよう、別の場所に動かしてくれたのです。
私は何も言っておらず、あくまでもその子が気づいて、ほかの子を気遣ってくれたその行動にとても感動し、おうちの方がお迎えに来られたときに、そのことを伝え、褒めました。
すると、さっきまでかなり抵抗を示し始めていて、今日はがんばったから、もう終わっていよと言ったにも関わらず、そのプリントを渡したときにここまでやったら終わると伝えていたところまでやると言ってがんばってくれました。
自分がしたことを褒められて、元気になったのかもしれませんが、あんなに嫌いだった引き算を、終わってもいいと言われても、初めに言われたところまではやると言ってくれたこともとても嬉しく思いました。
少しずつではあるものの、確実に成長しているんだなと思います。
| 固定リンク
« やはりきつそう…。 | トップページ | オフ »
コメント