12月スタート
12月になった途端、完全に冬の寒さがやってきましたね。
そのせいなのか、今日は体調不良でお休みの子がひとりいましたが、来てくれた子達はみんな、しっかり頭が働いている感じで、表情もいきいきして、いい1日でした。
ただ、子ども達の出す答えを見ていると、時々突拍子もない答えを平気で書く子がいて、よく考えずに書いている場合もありますが、経験として量の感覚などがまだ少ないからなんだろうなと思うこともあります。
今日のレッスンでは、1個の重さが180gのリンゴが何個あれば2.7kgになるかという問題に「400個」と答えた子がいました。どうしてその答えが出てきたのかは色々謎ですが(7.2kgと見間違った上で単位換算を間違えるか、割り算の位を間違えるかしたら出てくるのかもしれませんが…。)、2.7kgといえば3kg弱ですから、牛乳パック3本弱、2Lの水のペットボトルよりは重いぐらいで、正確には分かりませんが、箱詰めのリンゴが仮に40個としても10箱分ですから、(問題の1個180gのリンゴという設定がやや微妙な感じですが…。)少し想像できれば、さすがにおかしいわけです。
別の問題で、人口密度を計算する問題の、1平方キロメートル当たり約333万人(答えは約333人)と書いて、そんな答えになるはずがないといってもぴんと来ないのも、やはり量としてのイメージが浮かばないからだったり、経験がまだ少ないからなのだろうと思います。
算数の問題を解くのであっても、実際の日常生活を通して、色々なものに触れ、色々なところに足を運び、知らないことを経験したりすることは、とても大切なことなのだろうと思います。
ここ3年弱、コロナ禍で気軽にお出かけすることもままならない時期が続き、子ども達も本当に気の毒だと思いますが、状況が落ち着いてきたら、実際に物に触れ、重さや大きさ、匂いを感じたりと、映像だけでは経験できない実体験をたくさんしてほしいなと思います。
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