意外
私は子どもの頃、決して勉強が好きだったわけではありませんが、怒られることが何より嫌だったので、学校の宿題は必ずやっていましたし、全く自慢できることではないものの、計算ドリルなど、解き方が分かっているのにたくさんせねばならないようなものは、最初の数問は真面目に解いて、それが合っていたら答えを写すようなことも(それも、全問正解だと、写したのがバレるかもと思い、何問かは間違えたりもして…)していた子どもだったので、教室の子達を見ていて、時々不思議だなぁと思うことがあります。
真面目な子なのにいい加減な状態の宿題を持ってくるとか、やっていないのがバレバレなのにわからなかったと言って出すとか、怒られるのを嫌がる子なのに宿題をがんばらないとか、なんでなんだろうなと。
今日のあるレッスンでも、多分学校などでも先生のいうことはきちんと聞いて「よい子」と言われるタイプなのではと思う子が、明らかに手抜きで取り組んだ宿題を出してきました。その子も怒られるのは嫌というタイプだと思われる上、いい加減にするのならしないで持ってくる方がマシということはどの子にも言っているだけに、その子がそういう状態で宿題を持ってくるのが何とも意外でなりません。
私は多分子どもの頃から理屈っぽいところのあるタイプだったと思うので、よく考えもせず何かをしてしまうということはほとんどありませんでしたし、やや悲観主義と言いますか、怒りうる最悪の事態を想像し、前もって心の準備をしておくようなところもありましたので、何をどうすれば怒られずに済むかは一所懸命考えていたのですが、怒られることを気にする子でも、そう考えない子もいるんだなということが、私にとっては新鮮だったりもします。
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