嬉しいな
年長の途中から一緒にレッスンをしている小2さんは、元々じっくり考えてくれるのですが、今は分数の学習をしていて、今日は分数の大きさ比べの問題が出てきました。
分母か分子が同じであれば、簡単に判断できるのですが、問題には異分母のものも含まれています。
まだ通分などを学習していない段階で敢えて大きさ比べに取り組んでもらうのは、分数を大きさ、量として捉えられているかどうか把握するためにも大事だと考えているからなのですが、その子はどんな風に解くかなと思って見ていました。
すると、その子にとって簡単なものは見ただけで判断していましたし、分母が違っても大きさにかなりの差があるものなどはやはりすぐに判断していました。大きさのイメージができているのだなと安心して見ていたところ、少し難しい問題に出合ったらしく、おもむろに計算用紙に絵を描き始めました。
私は一切何も言っていないのに、円をかいて分けてみたり、長方形を描いて分けてみたりしながら、どちらが大きいかを次々に判断していく姿に更に安心し、頼もしいなと思っていました。
最後に、7分の6と8分の7(大人であれば簡単かもしれませんが通分は知らない段階ですので)の問題は絵を描いたのに同じ大きさだと思ったようで、一旦は等号を書きました。
そこで、「もしまあるいケーキがあったら、こっちは7つに切って1個取ったのよね?で、こっちは8個に切って1個取ったのよね?取った1個はどっちが大きいか分かる?」と尋ねると、すぐに先の方を指さしたので、「じゃあ残ってる大きさはおんなじじゃないよね?」というと、迷わず8分の7の方が大きい不等号に直してくれました。
絵を描かなくても7等分や8等分が思い浮び、そこから1つなくなった大きさもイメージできていることを確認し、嬉しい気持ちでその子との今日のレッスンを終えました。
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