今週も終了しました。
すっかり秋というか、あまりに一気に気温が変わり過ぎて、少々戸惑っていますが、10月なのに30度近い気温という方がおかしかったのですよね。これが平年並みの気温なのだと思いますが、急激な変化はうっかりすると体調を崩しそうで心配です。
今週は中3さん達がなぜか不調でしたが、ほかの子達は概ね好調だったかなと思います。
ただ、未だに、子どもの頭の中ではどんな風に考えているのかなとか、これがどんな風に見えているのかなとかが想像しきれないことはあります。
今日のレッスンでも、立方体の積み木を5方向から見たときに、どんなふうに見えるかを描く課題をすることになった2年生さんが、その子はまだそれをし始めて日が浅いので、「これ、難しいんだよなぁ」と嫌がるそぶりを見せたため、実際に積み木を使って、それぞれの方向から見て、見えたように描いていいことにしたのですが、なぜか何度も、くっついているはずの積み木が積み木1個分離れた状態で描かれたり、宙に浮いたように描かれたりして、実際に積み木を指しながら伝えても、なかなか正しい図になりませんでした。
お手本を描いてみせて、そういう風に見えないか尋ねると、それは分かるようなのですが、いざ自分でとなると同じようなことが何度も繰り返され、見えたままに描いてほしいんだけどと言ってもなかなか伝わりませんでした。
それでも、何度か一緒にするうち、徐々に描けるようにはなったのですが、見えているものをどう描いたらいいか分からないのか、見え方自体が何かおかしいのか、嫌だなぁと思っているからまともに見ていないのか、小さい子の場合は言葉で説明してくれるわけでもないので、その判断が難しかったりします。
長年やっていても、つい、そのぐらいは簡単なのではと思ってしまうことがあり、簡単かどうかはあくまでも個人差があるということを忘れそうになることがあるので、くれぐれも気を付けなくてはいけないなと思います。
ただ、これがまた加減が難しいのですが、真剣に考えようとしない子に優しく手助けを続けていると、いつまで経っても自分の頭で考えようとしないということがあるので、時には突き放す必要があり、そういうときに泣かれると内心私も泣きたくなったりします。
それでも何より優先することは、何が子どものためになるか、子どもの力になるかということなので、たとえ鬼だと思われようとそこはぐっと我慢です。(苦笑)
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