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2022年8月 3日 (水)

国語の話

この教室は基本的に算数・数学がメインですが、ご希望があれば国語も見せて頂くことがあります。
つい先日、中3の子のお母様から、国語の成績が今ひとつなので国語も見てもらうことはできるかというご相談を頂きました。
しかし、その子は数学の時間もしっかり確保したいということもあり、また、夏休みに数回だけ国語を一緒にしたとしても、どれだけ結果につながるかは何とも言えないということもありで、まずは何が苦手なのかお尋ねしてみました。

私達はしばしば、国語が苦手とか数学が苦手とかばくっとした表現を使うことがありますが、例えば算数・数学だと、計算は得意だけど図形分野が苦手とかいうこともありますし(もちろんその逆も)、苦手としている子でも、単元によってはスラスラできるところもあったりということもあり得ます。

国語でいうと更に細かく分けることができ(特に中学生の場合)、読解が苦手なのか(読解の中でも論説文などと物語文などで得手不得手の差があるのか)、漢字や語句が苦手なのか、文法が苦手なのか、古典分野が苦手なのか、もしこのうちの読解以外の部分が苦手な場合は、必要なことを覚えて問題演習などをすれば、比較的短期間で結果に表れる可能性がありますから、夏の間何回かだけレッスンをすることも有効かもしれません。

ただ、読解が苦手となると、どういう問題が読み取れていないのか、どういう問題で間違いが多いのか、更に分析する必要がありますし、出題される文章によって、分かりやすいものと分かりにくいものがあったりもしますので、短期間で効果を上げるというのは難しいかもしれません。

しかし、例えば、読解問題の答え方の基本的なことが身についていないような場合は(例えば、10文字以内でという出題なのに答えが5文字以下で終わるようなことは基本的にないとか、指示語が指しているものを答えるのに、「これ、それ…」などが指しているのは名詞、代名詞など、「この、その…」などであれば「~の」と答えるというような、出題する側からすれば当たり前というようなこと)それをきちんと身に着ける必要があり、それを身につけるだけで、ある程度結果に繋がってくるだろうとも思います。

もし、お子さんが国語が苦手と思っておられる方は、まず、問題の分析をしてみられることも大切ではないかと思います。

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