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2022年8月 6日 (土)

怒ると細胞が壊れる?

レッスンでは本当は極力怒りたくないと思っていて、必要があってきつくいうときも、感情的に怒っているのではなく、例えば、片方の子にきつく言っても、もう片方の子には穏やかに話すことができるのですが(子どもが見ていたら二重人格に見えるのではないかと思うこともありますが…。)、高学年や中学生で、その子にとって大事なことを伝えても一向に響かなかったり、そもそも、やる気が全く見えないような子には、やりたくなければ無理して教室に通う必要はないということを必ず伝えるので、にも関わらず教室に来るのに、やる気が全く見えてこないような場合、つい感情的に怒ってしまうことがあります。

もちろん、その子に対してどれだけ怒っていても、別の子には切り替えられるので、最低限、別の子にとばっちりが行くことだけは避けているつもりですが、怒るのは私自身もとても消耗しますし、その上相手に響かないと、疲れだけが残る状態になります。

以前読んだ何かの本に、怒ると体の細胞が壊れるというようなことが書かれていたのですが、医学的な真偽は分からないものの、実際ありそうだなぁと、怒った後に感じます…。
怒られる子もいい気はしないでしょうし、怒る私も消耗する上、寿命も縮んでいるかもしれず、何もいいことはないと分かっているんですけどね…。

穏やかに冷静に大事なことを伝えても、何も伝わっていないと感じるのはやはり空しいものがあります。
我が子であれば、心を鬼にしてでも言い続ける必要もあるのでしょうけれど、人様の大事なお子さんに対してどこまで言っていいのか悩みます…。
やる気のない子に対して、手とり足とり解き方を教えてあげることは容易いことなのですが、それは決して子どものためにならないということを痛感しているので、できませんし、とにかく褒めて、おだててやらせるとか、できたら何かご褒美をとかいう方法を取ると、褒めてもらえなければやらない、ご褒美がなければやらないという状況につながりかねませんから、それもやはりどうしてもできません。

そもそも、自分の頭で一所懸命考えて問題が解けたら、それ自体が快感、成功報酬のようなものなので、誰に強制されなくても、誰に褒められなくても、自らがんばれるようになるものだと、これまで多くの子達を見ていて感じていますので、そうなってくれるまでは根競べ。
私自身、心折れそうになることもありますが、子ども達にとってよいと思えることを続けていきたいと思います。

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