劇的変化過ぎないか?
今日も暑かったですね。
子どもによってはきっと眠いんだろうなという感じで頭が働いていなさそうな時間があったりもしましたが、あるレッスンの低学年さんは一体何が??というぐらい、ここ2週ほど劇的変化を見せています。
元々、ちょっとお困りごとがあってご縁を頂いたので、これまでのおさらいから始めていて、体験などの様子から、その子なら少しがんばればこのぐらいはできるのではないかという問題を提示しても、見た目が難しそうだったり、気分が乗らなかったりすると、すぐに泣き出していました。
ただ、その泣く様子を見ていると、楽しそうなものが出てきたらすぐ泣き止みますし、どうも、泣けば嫌なものはやらずに済ませられるということを別の習い事で身に着けてしまったのではなかろうかという気配もありましたので、泣きたかったら泣いてもいいけど、泣いたらしなくていいということにはならないよという話と、〇〇くんなら絶対できるものを渡しているんだよという話、がんばって考えたのに本当にできないときには助けるよという話をしながら、根競べをしていました。
それでも、ほぼ毎時間、多いときには1時間の間に4,5回泣くこともあったりして、私としても辛かったのですが、泣かれるのが嫌だからと、ろくに考えないうちに助けたり、しなくていいことにしたりするのは、その子のためにならないと、とにかく我慢していました。
そのうち、私ができるというものは、ちゃんと考えたらできるということを感じ始めてくれたようではありましたが、それでも、大事な点つなぎは1つやるのにも泣いたり、嫌がったりと、大苦戦。そのたび、キライでも大事なものだから、できるようになってほしいし、できるようになったら、算数がもっと得意になるという話をし続けました。
すると、前々回は泣かずに1時間がんばれました。
前回は点つなぎにもそれほど抵抗を示さなくなり、2桁同士の足し算は筆算をせずに考えられるようになり始めました。
そして今回、宿題の点つなぎが3問とも完璧にできており、「すごいやん!ばっちりできてる!」と言ったところ、教室でする点つなぎも、これまでは抵抗を示していたこともあり、どれか1つでいいよと言っていたというのに、「全部やりたい!」と言い、少し間違ったところがあって指摘しても、嫌がったり泣いたりすることなく、すんなり消してかき直し、本当に3つともやってしまいました。
計算もこれまでとは別人になったかというぐらい、うっかり間違ってそれを指摘しても抵抗を示すことなく聞いてくれて、自力で考えられることも目に見えて増えてきました。
いくらなんでも変化が大きすぎないか?とちょっと驚いてしますが、まだ小さい子なので、何かのきっかけで算数が楽しいと思えるようになったら、困っていたこともクリアして伸びてくれるかもしれません。
助け過ぎてその子の力を奪うことのないよう、私も気をつけて向き合っていきたいと思います。
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