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2022年6月11日 (土)

私も嬉しい

先日から一緒にレッスンをしている低学年さんは、少しお困りごとがあるということでご縁を頂いたこともあり、私もまだ様子を見ながら、どこまでなら負荷をかけていいのか探っているような状態です。
それでも、これまでにしていたお勉強が、計算を繰り返すことで身に着ける類のものだった影響が強く、数をイメージするということは全く意識していない印象でした。

そこで、最初のレッスンから、おさらいがてら10までの数、20までの数を教具で見せつつ取り組んでもらっていたものの、教具を見ようとしない、適当な答えを書いてはこちらに尋ねてくるという、意味を考えない反復学習の悪い癖がしっかり現れていました。

点つなぎもひたすら抵抗を示し、少しでも違うとやるのを嫌がる状態で、どこまで助けたらいいのか悩み悩み進めていました。
今日持ってきた宿題も、2問しか宿題に出していなかったというのに、1問しか手を付けておらず、その1問も全く完成していなかったので、さて、どうやってこれを、拒否反応を起こさせないように完成させてもらおうかと、ちょっと悩みましたが、まずは赤鉛筆で一部の線をなぞって、そこだけを書いてもらう、書けたら別のところもなぞって書いてもらうというのを繰り返し、1つ目をなんとか完成させてもらった後、2つ目はそれより面倒なものだったので、やってくれるかなぁと思いながらも、まずは同じように少しずつやり進め、半分ちょっと完成したあたりで、「自分でやってみてくれる?」と言って様子を見、ちゃんと書けたら意識的に「うんうん」と頷いて見せ、それを繰り返した結果、最後まで書き上げてくれました。

正直なところ、これまでの抵抗からすると、途中で投げ出されるのではと思っていただけに、素直にすごい!と思ったので、「すごいね!できたやん!!ばっちり!」というと、本人も嬉しそうにニコニコしながら、先ほどまでとは別人のように自信のある顔になりました。

そこで気分が上がったからか、教具も「ちゃんと見てね」というと素直に見てくれて、そのうちだんだんすっと数が言えるようになり、ここも敢えて少しだけオーバーに「すごい!」「3連続正解やん!」「おぉ~、やるなぁ」などと言いながら、20までの数が随分すんなり答えられるようになったので、その流れでプリントを見せると、前回までとは表情が違って、あんなに抵抗を示していた引き算も嫌がらず考えてくれるようになりました。

小さい子はその日疲れているかどうかなどにも影響されたりはしますが、ほんの1週間でこれだけ変化が見られるのは、本人も嬉しそうでしたが、私も本当に嬉しいです。

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